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闇の戦い(3) 灰色の王 ファンタジー・クラシックス
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商品詳細
| 内容紹介 | 1981年刊の改訳新版 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 評論社 |
| 発売年月日 | 2007/03/20 |
| JAN | 9784566015043 |

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闇の戦い(3)
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
肝炎になって、ウィルは光の側として戦うための大切な詩の文句を忘れてしまう。なんとか持ち直したが、医師に言われ、母の従姉妹の住むウェールズで静養することに。 ウェールズで母の従妹ジェン叔母の息子、ウィルの大好きな長兄スティーヴンと同じ年ごろのリースが迎えにくるが、家に向かう山...
肝炎になって、ウィルは光の側として戦うための大切な詩の文句を忘れてしまう。なんとか持ち直したが、医師に言われ、母の従姉妹の住むウェールズで静養することに。 ウェールズで母の従妹ジェン叔母の息子、ウィルの大好きな長兄スティーヴンと同じ年ごろのリースが迎えにくるが、家に向かう山道の途中で車は往生する。タイヤ交換をするリースに語りかけ、助けようともせずに去っていく男カラードグ・ブリチャードは、村の嫌われ者だった。ウィルは羊飼いの少年ブラァンと犬カーヴァルと出会う。ブラァンの父オーウェン・ディヴィーズとカラードグとの間には因縁があり、カラードグはカーヴァルこそが、最近羊を襲っている犯人だと見て、彼等を憎んでいた。カーヴァルと出会ってウィルは忘れていた詩の文句を思い出し、その一節ハシボソガラスが、ウェールズ語でブラァンと言うのだと知る。 本シリーズのテーマは光と闇との闘いである。光の象徴がアーサー王だ。イギリスのアーサー王は欠点がない。円卓を作り騎士を集めて勇敢な冒険に送り出す。領地も安泰…のはずだったが、奥方ギネヴィアが事もあろうにアーサーが最も信頼する騎士ランスロットと恋に落ちてしまった。不倫である。アーサーの甥モードレッドがその事実を明らかにしたため、ランスロットは宮廷を去る。一の騎士が去ったことで王国に弱点が生じ、アーサーは甥のモルドレッドとの闘いで亡くなり、アヴァロンに去る。自分の落ち度でない所で、王国の崩壊を招く、考えてみれば不憫な王である。完全無欠の王だからこそ、再来を待つ国民感情があるのだろう。 アーサー王物語を知っていると、ファンタジーにSFが融合した、ある設定の理由付けに、より納得がいくはずだ。ところで、アーサー王といえば、忘れてはならないのは魔術師マーリンだ。本編では別の名前メリマンで登場し、前作や前日譚ではドルー兄第の優しきである。本作はドルー兄弟はちょっと中休み。次作ではより魔術師らしい活躍を見せる。メリマンが最初の古老ならば、ウィルは最後の古老である。つまり、一般人より多くの事を知っており、人に見えない者が見える優位性がある。ところが、今回彼よりも見えている存在が登場する。その存在とは。 というわけで、とうとう光と闇の戦いの、一方の旗頭が登場。その出生は、貴種流離譚の王道を踏襲。ところで、相対する闇の棟梁はというと、実は今まで姿を現していない。むしろ、目に見えず、悪意に満ちた人間を操っている不気味な存在である。戦いとなれば、前面に出てくるのだろうか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今回はメリマンの助けなしでの<闇>との戦い。 師であるメリマンではなく、新たな友ブラァンと共に戦ってる巻でした。 「アーサー王伝説」あまり知らず、そっちを知っていたらもっと楽しめたかも。
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ほとんど記憶にないけれど、前回はここまで読み進めていた様子です。 最終巻も借りてきました。 途中にならないように時間を作って読もうと思います。
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