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心をはなれて、人はよみがえる カウンセリングの深遠
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/筑摩書房 |
発売年月日 | 2007/06/25 |
JAN | 9784480842763 |
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心をはなれて、人はよみがえる
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心をはなれて、人はよみがえる
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商品レビュー
4.4
8件のお客様レビュー
自分がカウンセリングを受けて実際にした経験に照らして、深く理解ができる内容だった 過去の自分の生き方を手放すとか 否定も肯定も強くしなくなるとか 悩む時間がなぜかほとんどなくなるとか 一山越えるとそういう気分になる 悩む人ももちろんだけど カウンセラーを目指す人にも読んでほし...
自分がカウンセリングを受けて実際にした経験に照らして、深く理解ができる内容だった 過去の自分の生き方を手放すとか 否定も肯定も強くしなくなるとか 悩む時間がなぜかほとんどなくなるとか 一山越えるとそういう気分になる 悩む人ももちろんだけど カウンセラーを目指す人にも読んでほしいな
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著者がいう「心を離れる」というのは、自分の心の動きを観察する、もうひとまわり大きい自分の心という立場にたつということのようだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「三歳の時に親が離婚しました。覚えていませんが、妹は母の方に行き、自分は父親のほうの伯母の家にあずけられました。どんなところだったのか、あまり記憶はありません。 六歳の時に父親が再婚して、引き取られました。新しいお母さんだと言われましたが、そこには自分の兄になる子が二人いて、私は一番下でした。 母は自分の子と私を別々にしました。寝る場所も別で、狭い部屋で寒かったのを覚えています。夕食の時に、食卓に並ぶおかずが兄たちと違っていました。私のおかずは料理の残り物でした。服も靴も私はお下がりだからと言われて、いつも使い古したもので、すり切れていました。父親の帰りが遅くなって家にいないときは、夕飯をもらえないこともありました。でも、それを父親に言うと、母からさらにひどい扱いをされるので黙っていました」 「ええっ、そんなお母さんだったんですか…。ひどいね…」 「学校では虐められました。みすぼらしい格好をしていたからでしょう。それにおとなしかったから。学校の帰りはいつも一人でした。神社によって帰りました。猫が来るんです。給食のパンをポケットに入れてもっていきました。最初は夕方帰ろうとすると、ついてこようとしました。追い払っていましたが、そのうち、ついて来なくなりました。ダメだって分かったのでしょうね。でも、翌日はまた神社で待っていてくれました。毎日、夕方までそこで猫と過ごしました。楽しかったです。」 「話し相手だったんですね」 「でも、車に轢かれて死んじゃったんです。学校の帰りにみんなが猫が死んでるって騒いでいたので、あとから一人でそこに行ってみたら、口から血を流して死んでいました。両手でかかえて神社までつれてきて、いつもの場所に寝かせました。夕方まで一緒にいました。暗くなってきて、いそいで縁の下に隠して、家に帰りました。何同じように猫と一緒にいて、それから、穴を掘ってお墓をつくりました。誰にも分らないようにしておきました…」 ・・ 「自分の本心を言わなくなったのは八歳のころです。なんかそう覚えています」 「分かってもらえない、言ってもわがままとか言われてしまう。それで口をつぐむようになりました」 「ある寒い冬の夜、何でだったかはわかりませんが、母に叱られて部屋に戻り、布団をかぶって泣いていました。体を丸めて膝をかかえて、でも、すーすーと冷たい風が入ってきて寒くて体が震えていました。毛布か布団がもう一枚あればと願ったのですが、言っても『わがままだ』と言われてしまうと思って、何も言いませんでした。たった一つのジャンパーを着て布団に入り直したら、少し暖かくなってきました。涙がにじんできてジャンパーの上に落ちました。あの時から、たぶん、自分の気持ちを言わなくなったと思います。一人で生きていくと決めたのでしょうね」
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