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源氏物語(巻2) 講談社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
| 発売年月日 | 2007/02/14 |
| JAN | 9784062756495 |

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源氏物語(巻2)
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商品レビュー
4.1
27件のお客様レビュー
源氏の自信たっぷりで強姦、強姦未遂ばかりしているところが許せない。それはそれとしてさまざまな境遇にある女性の心情が平安時代の文学でここまで描写されているのに感心する。
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・末摘花‥常陸の宮の姫君。宮様が亡くなってからは琴を友にしてひっそりと暮らしていたところ、その話を聞いた光源氏は興味を持ち始める、何度も歌を送りアプローチをするが手応えがなく、強引に会って顔を見たところ末摘花(紅花)のように鼻の先が赤く下に垂れ下がっている。不器量なだけでなく、詠...
・末摘花‥常陸の宮の姫君。宮様が亡くなってからは琴を友にしてひっそりと暮らしていたところ、その話を聞いた光源氏は興味を持ち始める、何度も歌を送りアプローチをするが手応えがなく、強引に会って顔を見たところ末摘花(紅花)のように鼻の先が赤く下に垂れ下がっている。不器量なだけでなく、詠む歌も無粋でやることも不躾。がっかりするが、そこは光源氏。可哀想でほっとけないと思うのである。 ・紅葉賀‥源の典侍(ないしのすけ)、年配(50代半ば)の色好みの高級女官。光源氏も時々ちょっかいをかける。典侍と交渉に至ったある夜、いたずら心を起こした悪友の頭の中将が二人の寝屋に忍び込む。慌てた源氏は裸同然で飛び出す。典侍も「あなた、あなた」と大慌て。若い二人、それも飛び切りいい男No.1のNo.2に挟まれて、おばちゃんさぞやいい気分だったでしょう。 この章で、源氏は頭の中将と共に紅葉の下で見事な青海波の舞を踊る。源氏は正三位、頭の中将は正四位下に昇格する。次の年7月に藤壺の宮は中宮(皇后)に、源氏は宰相になる。藤壺が産んだ若宮は東宮になる約束をもらえたわけだが、あまりにもお顔が源氏に似ていて二人とも複雑な気持ち。(帝は自分の子だと信じている) ・花宴‥愛しい藤壺の宮に会えないかとウロウロ探しているうちに、敵対する弘徽殿(こきでん)に入り込み、そこで朧月夜の女に出会い一夜を共にする。右大臣の何番目の娘かもわからない。わからないながらも会いたさが募る。(朧月夜は右大臣の六女) ・葵‥ 桐壺帝が譲位をし、弘徽殿の女御(こきでんのにょご)が産んだ皇子が帝(朱雀帝)となると、右大臣家が権勢を強めた。肩身が狭くなった葵の上は出産間近にして亡くなってしまう。亡くなる直前、葵の上に「六条御息所(みやすどころ)(光源氏の兄嫁)」が生き霊として取り憑いていた。葵の上は亡くなったが源氏そっくりの若宮は生き残った。 一方、二条に連れ帰り娘のように大切に育ててきた紫の上とついに体の関係を結ぶ。紫の上は裏切られた気分で源氏を避けるようになる。 ・賢木‥娘が斎宮(天皇の代わりに伊勢神宮に仕える。未婚の皇女が選ばれる)に選ばれ、六条の御息所は娘に付いて伊勢に下る決意をする。いなくなるとなれば源氏の心は乱れる。 その頃桐壺院が病死。弘徽殿の太后(現帝の母)が勢力を持ち始め、頭の中将や源氏は行動を慎むようになる。藤壺の中宮は、次期帝になる若宮のことは気になるが、言い寄ってくる源氏への複雑な思いから出家することにした。 朧月夜は尚侍(ないしのかみ)に。尚侍(かん)の君となり、お里がちの弘徽殿の大后の部屋に住むようになる。 葵の上が亡くなり、六条の御息所は伊勢へ。藤壺の中宮は出家、朝顔も賀茂の斎院となり神に仕える身に。‥となると源氏のお相手は紫の上と朧月夜。帝の寵愛を受け、敵対する右大臣の六女、愛を育むには障害が多すぎる。しかしそこは光源氏。困難な恋路ほど燃え上がるのだ。万難排して会いに行き逢瀬を重ねるが、ある日とうとう右大臣に見つかってしまう。右大臣はそれを大后に告げ口‥さてどうなることか。 ・花散里‥ 弘徽殿(こきでん)の女御(桐壺帝の女御の一人)の妹の三の君。昔関係を持ったことがある。一度関係を持った女は礼儀としてずっと気にかけるのが光源氏。三の君のところに出かける途中、見覚えのある邸が‥。そこも昔通った女の家だったのだ。その女に会ってから三の君に会いに行く。光源氏25歳。
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寂聴源氏2巻です。「末摘花」から「花散里」まで、6帖を収録。 寂聴さんの訳文は丁寧で上品で、この『源氏物語』の世界観にぴったりなのですが、角田源氏を読んでしまった私は、この文章ですらもたつきを感じるようになってしまいました。 巻一と同様、巻末に「源氏のしおり(訳者解説)」と、...
寂聴源氏2巻です。「末摘花」から「花散里」まで、6帖を収録。 寂聴さんの訳文は丁寧で上品で、この『源氏物語』の世界観にぴったりなのですが、角田源氏を読んでしまった私は、この文章ですらもたつきを感じるようになってしまいました。 巻一と同様、巻末に「源氏のしおり(訳者解説)」と、「系図」、「語句解釈」があります。「源氏のしおり」では今回も寂聴さん自身の言葉で歯切れ良く解説がなされていて、これがやっぱりおもしろい。本文のやわらかな文体からは、解説にあるような緊張感や迫力や激しさは味わいきれてなかったなぁ。 あとちょっと気になったのが、「〜につけても」。大塚源氏の訳文にこの表現が多すぎると感想に書きましたが、この寂聴訳でもけっこう使われていました。1巻ではたまに出てくるくらいでしたが、2巻ではちょくちょく登場。1ページに2回使われていることも。自分ではほとんど使わないせいか、どうも気になってしまいます。 内容については角田源氏の感想に書いていきたいので、ここでは、寂聴訳、大塚訳、角田訳のそれぞれの特徴がよく出ているなと思った箇所を書いておきます。「末摘花」の冒頭です。 [原文] 思へどもなほ飽かざりし夕顔の露に後れし心地を、年月経れど、思し忘れず、ここもかしこも、うちとけぬ限りの、気色ばみ心深きかたの御いどましさに、け近くうちとけたりしあはれに、似るものなう恋しく思ほえたまふ。 [寂聴訳] 愛しても愛しても、なお愛したりない思いのしたあの夕顔の君に、花に置く露よりもはかなく先立たれてしまった時の悲しさを、源氏の君はあれから歳月の過ぎた今もなお、お忘れになれないのでした。 あちらの方もこちらの方も、女君たちは心を鎧い、気取った様子で、お互い思慮の深さでも競いあっていられるのを御覧になりますと、なおさら親しみやすくすべてを任せきっていたあの人のたぐいないなつかしさと愛らしさを、源氏の君は恋しくお思い出しになられるのでした。 [大塚訳] いくら思ってもなお尽きなかった〝夕顔の露〟に死なれた悲しみを、年月が経っても忘れずに、どこもかしこも気づまりな人たちばかりで、気取ったり、思慮深さを張り合ったりしているので、親しみやすく打ち解けていたあの人がしみじみ愛しくて、 「似ている人もいないものだ」と恋しく思われます。 [角田訳] いくら思いを寄せても、なお飽きることのなかったあの人が、夕顔の露のようにはかなく消えてしまった悲しみを、月日がたっても光君は忘れることができないでいた。あの女もこの女も、心を開いてくれない人たちばかりで、気取り澄まして、たしなみの深さを競っているような有様だ。彼女たちとはちがい、心を開いて自分を信じ切ってくれたあの人の愛らしさを、光君は恋しく思うのである。
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