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やかまし村はいつもにぎやか 岩波少年文庫130
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やかまし村はいつもにぎやか 岩波少年文庫130

アストリッドリンドグレーン【作】, 大塚勇三【訳】

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やかまし村はいつもにぎやか 岩波少年文庫130

定価 ¥847

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2006/12/15
JAN 9784001141306

やかまし村はいつもにぎやか

¥440

商品レビュー

4.5

13件のお客様レビュー

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2021/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「わたし、やかまし村を読んでないひとは、きのどくだとおもうわ。」 リーサの真似をしてこう言いたい。リーサたちの毎日はまたにぎやかで楽しそう。この巻の一大イベントは、サクランボ会社を作ったことと、ザリガニを取りに行くことである。子どもの頃に読んで、一番憧れたのがこの2つだった。 実はザリガニ・パーティーの様子は描かれていない。解説にはやり方が書いてあるので、子どもの頃の私はそれを読んだのだろう。けれど、やかまし村のザリガニ・パーティーの様子が鮮やかに目に浮かぶ。ラッセがこんなことをして、ボッセがこういうことを言って、そして女の子たちはそれに対してこうして、オッレはケルスティンと一緒で、と。 サクランボ会社と、この本の冒頭の自動車でやってくる母娘のシーンは、大変印象的だ。やかまし村には、ないものも多いが、とても豊かで「なんでもある」ことがわかる。リーサは冒頭で、「ここでたいくつしたり、つまらなくなったりするはずがありません。」と考え、ラストでは「『わたし、やかまし村にすんでないひとは、きのどくだとおもうわ。』」と言っている。子ども時代の輝きを差し引いても、やかまし村は理想郷だ。もちろん退屈したりつまらなくなる暇もないほど、家畜の世話や家事があるのだろうけど、それを差し引いてもやかまし村は楽しそうで、いつもにぎやかだ。 まだ、やかまし村を読んでいない人は、大変気の毒である。こんなに楽しいことを知らないなんて。

Posted by ブクログ

2019/07/05

子どもの頃に好きだったシリーズ 今回は、オッレの歯を抜くところを読んでいただいた 子どもたちのわいわいした感じや、歯を抜くだけで絶望的に感じてしまったり 自分の小さい頃は、こんなに楽しかったかなぁ?

Posted by ブクログ

2019/01/06

【やかまし村の春・夏・秋・冬】 【やかまし村はいつもにぎやか】 アストリッド・リンドグレーン著、大塚勇三訳、岩波書店、2005年、2006年 リンドグレーンの「やかまし村」3部作の2,3冊目。 原作はそれぞれ1949年、1952年に出版されている。 「水の精を見に行きました」...

【やかまし村の春・夏・秋・冬】 【やかまし村はいつもにぎやか】 アストリッド・リンドグレーン著、大塚勇三訳、岩波書店、2005年、2006年 リンドグレーンの「やかまし村」3部作の2,3冊目。 原作はそれぞれ1949年、1952年に出版されている。 「水の精を見に行きました」 「アンナとわたしは、なにをやってるのか、じぶんでもわかりません・・・」 「賢者の箱」 などの章は、子供向けの本なのに、43歳男性の自分がおもわず笑ってしまう。 本当にいい本だ。 子ども達だけに読ませておくなんて、なんてもったいない! 児童文学者の長谷川摂子が以下の寄稿をしている。 ーー わたしたちは生き物です。生きているということは身体の奥に生命力の火を燃やしている、ということでしょう。その火の力で体も心も温まってこそ、さまざまの活動に取り組むことができるのではないでしょうか。もちろん、動物にも生命力の火はそなわっています。動物はいつもその火のゆらめきと行動が一体になっています。その一体性を本能と呼んで良いかもしれません。しかし、人間は動物のように本能をむき出しに、無自覚に生きるわけにはいきません。人間はその火をかまどのなかに閉じ込めつつ、燃やさなければならないのです。生産活動のための組織、習慣や制度、さまざまの人間関係をまとめる社会秩序、やくそくごと、そんなかまどで生命の火をじょうずに囲って生きているのです。しかし、その規制があまりにつよくなり、かまどのレンガが二重三重に厚くなったら、もし、酸素をおくるかまど口までふさがれてしまったら、人間はどうなるのでしょうか。心も身体も冷え冷えとし、エネルギーが萎え細り、体調が悪くなったり、無気力になったりし、人生は憂鬱になってきます。生きるということはこの火のぬくもりをかまど越しに、心身の全体にひろげ、エネルギーをしっかり維持する、ということではないでしょうか。 そこで遊びは大切な役割を果たすと、わたしは思うのです。遊びは経済活動や生産とは直接むすびつかない、実質的には意味のないものかもしれません。でも、それだからこそ、遊びは軽やかに生命力と結び付いてくれます。遊びは活発な体の動きや想像力によって、かまどのレンガをうすくしたり、かまどの口をあけて酸素をおくりこんで火をかきたて、生命の火のぬくもりを心にも体にもいっぱいに広げてくれるもの。そんな気がしてならないのです。 ーー 人が育つことの極意がここに書かれているのではないか。 そして、今日、新たな役目を引き受けることになるが、そのスタートにふさわしい文章だ。 遊びは、子どもにも大人にも、いま必要とされている。  わたしたちは、鬼ごっこをやりました。・・・牡牛たちは、目をみはって、わたしたちを見つめていました。なんで人間が鬼ごっこなんかするのか、牡牛には、きっとわからないでしょう。といって、よく考えてみると、わたしにもなぜだかわかりません。でも、なにしろ、鬼ごっこはおもしろいんです。 (「やかまし村の春・夏・秋・冬」) #優読書

Posted by ブクログ

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