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殺された側の論理 犯罪被害者遺族が望む「罰」と「権利」
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
発売年月日 | 2007/02/28 |
JAN | 9784062138611 |
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殺された側の論理
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商品レビュー
4.6
5件のお客様レビュー
一気に全部読みました。非常に読みやすく、構成も良い。 非常に考えさせられる一冊。 死刑廃止論者には絶対に読んでほしいと思わずにはいられません。 日本の司法と権力の前に、闇に葬り去られてしまう犯罪被害者遺族たちの声、そして考え方というのを丁寧にすくいとって書かれた一冊です...
一気に全部読みました。非常に読みやすく、構成も良い。 非常に考えさせられる一冊。 死刑廃止論者には絶対に読んでほしいと思わずにはいられません。 日本の司法と権力の前に、闇に葬り去られてしまう犯罪被害者遺族たちの声、そして考え方というのを丁寧にすくいとって書かれた一冊です。 「殺された側には論理がある。殺された側にしか主張しえない考え方がある。殺された側にしか見えない矛盾がある。殺された側にしか感じることができない人間の心がある。」 第一章は、少年によって妻と娘を殺された遺族、本村洋さんの闘いについて。 第二章は、父親が通り魔によって殺害された遺族、大鞭孝孔さんの独白。そして、同じように通り魔によって家族を殺された宮園誠也さんと曽我部とし子さん、そして大鞭さんとの鼎談。 第三章は、少年法改正の前日に、少年からリンチを受けて我が子を殺された青木和代さんの闘い。 第四章は、警察官に「殺された」大学生、松岡正浩さんの記録。彼の母親、則子さんの闘い。 第五章は、26年前に行方不明になった姉が殺されて床下に埋められていたことを、「時効」のために罪に問われないことを知った加害者の出頭により、告知された石川憲さんの闘い。 ここまでで、被害者遺族の哀しみの深さ、苦しみ、日本の司法や警察への不信感、いらだちなどを知ることができる。 そして、第六章、七章では、「生きて償う」ということがいかに「きれいごと」か、そして犯罪被害者が求めている本当の支援について触れる。 読み物としても面白いし、死刑賛成の立場から書かれたこの本は、特に大切な「被害者遺族の声」を拾い、死刑制度の本質についても考えさせてくれます。 仮に死刑廃止の立場に立つとして、この本の中の死刑存置論を論破できるとはとても思えませんでした。
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山口の母子殺害事件遺族であった本村さんの死刑論は正に心を突き動かされるものがあります。賛否コメントは控えますがビジネス書以外で 今年一夢中になって読んだ本になるかもしれません。
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加害者が守られ被害者が守られてない仕組はほんと不思議だ。「人を殺すとはどういうことか」の著者は,塀の中で出会った受刑者のうち,人命を奪った自らの行為を後悔し,真摯に反省している者は僅かであると指摘している。「殺人」の場合,犯罪者の更生を期待することよりは,一生苦しめられる「殺さ...
加害者が守られ被害者が守られてない仕組はほんと不思議だ。「人を殺すとはどういうことか」の著者は,塀の中で出会った受刑者のうち,人命を奪った自らの行為を後悔し,真摯に反省している者は僅かであると指摘している。「殺人」の場合,犯罪者の更生を期待することよりは,一生苦しめられる「殺された側」の感情を最大限に慮るべきではないか。 ■極刑は通過点
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