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ゴーレム 100 未来の文学
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ゴーレム 100 未来の文学

アルフレッドベスター【著】, 渡辺佐智江【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 国書刊行会/国書刊行会
発売年月日 2007/06/25
JAN 9784336047373

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商品レビュー

4.2

27件のお客様レビュー

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2024/04/27

「虎よ!虎よ!」で知られるアルフレッド・ベスターの怪作奇作。それは訳書だけを読んでもよくこれを翻訳しようと考えたなと思えるほどのぶっ飛び具合である。ただ決して読みにくいということではなく、一晩で読み終えてしまった。それほどページをめくる手が止まらなかったのだ、一級のエンタテインメ...

「虎よ!虎よ!」で知られるアルフレッド・ベスターの怪作奇作。それは訳書だけを読んでもよくこれを翻訳しようと考えたなと思えるほどのぶっ飛び具合である。ただ決して読みにくいということではなく、一晩で読み終えてしまった。それほどページをめくる手が止まらなかったのだ、一級のエンタテインメントであることは間違いない。ただ、SF・ファンタジーと同じくらい神秘哲学や魔術に触れてきた私にとっては、実在の元素を静注するだけで亜界にトリップできるというのはあまりに安直に感じられてしまい、そこからこの話はおとぎ話のようなものとしか捉えられなくなってしまった。そしてその読み方はある意味正しいのではないか、と思っている。

Posted by ブクログ

2023/07/09

『破壊された男』『虎よ、虎よ!』などでSF史に名を残すアルフレッド・ベスターの第5長編。奇作、怪作……? 不思議なタイトル。本文を読んでいけばわかるが、読み方は「ゴーレム百乗」である。本を手に取り、ぱっとペラペラめくっただけで、普通ではないことが明らか。まったく意味のわからない...

『破壊された男』『虎よ、虎よ!』などでSF史に名を残すアルフレッド・ベスターの第5長編。奇作、怪作……? 不思議なタイトル。本文を読んでいけばわかるが、読み方は「ゴーレム百乗」である。本を手に取り、ぱっとペラペラめくっただけで、普通ではないことが明らか。まったく意味のわからないイラストが大量に収められており、かなりの頻度で奇妙なフォントの文章が入っていて、とにかくぶっ飛んでいるのだ。 ぶっ飛んでいるのはパッと見の表現仕様だけではない。ストーリーそのものも驚異の展開をする。西暦2175年、スラム街化した元ニューヨークの巨大都市で、理解不能の奇妙な猟奇連続殺人事件が発生。犯人はすぐに明らかになるが、その正体は……。事件を追う3人の人物を軸に、サスペンス、ホラーの要素を包容しつつ、ミステリー的な展開を広げ、ラストに驚くべきSF的着地をする。ベスターワールドに引きずり込まれるセリフ、文体、書体。8人のレディのイカれっぷりにはところどころで爆笑も。この雰囲気を原書に忠実に再現したという翻訳者の実力と苦労たるや、恐るべし。読みにくそう、難解そう、そんなイメージもあるが、個人的にはそんなこともなく、一気に楽しめた。『破壊された男』『虎よ、虎よ!』をも超える最高傑作と断じていい! P276 「トラには魂があると思う?」 このセリフ前後の、「魂とは何か」という深淵なテーマを、ラストの超展開につなげていく力わざには度肝を抜かれた。この結末は予想できない……最終章はどう解釈するべきか、読解と分析が必要だ。 唖然とする読後感のなか、頭に漂い続けるセリフがこの作品を象徴しているように感じつつ、本を閉じる。 「ガフってる?」

Posted by ブクログ

2022/05/20

「虎よ!虎よ!」「分解された男」のアルフレッド・ベスターの作品。ワイドスクリーンバロックが時空を超えて飛び回る作品だと定義した場合、先の二作は空間的に飛び回っていたが、この作品は内面的宇宙を駆け巡っている。内面的宇宙を見つめる、またロールシャッハ的な絵やコラージュ、自動書記的独白...

「虎よ!虎よ!」「分解された男」のアルフレッド・ベスターの作品。ワイドスクリーンバロックが時空を超えて飛び回る作品だと定義した場合、先の二作は空間的に飛び回っていたが、この作品は内面的宇宙を駆け巡っている。内面的宇宙を見つめる、またロールシャッハ的な絵やコラージュ、自動書記的独白などシュルレアリスム的表現にもあふれている。ストーリー、テーマ、暗喩、そして文体も含めた表現すべてを味わうべき作品。

Posted by ブクログ

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