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羅生門・鼻・芋粥 角川文庫

芥川龍之介【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2007/06/01
JAN 9784041033159

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羅生門・鼻・芋粥

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商品レビュー

3.5

56件のお客様レビュー

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2024/02/24

「鼻」ーこの話の何がおもろいって鼻が長いのを嘲笑していたモブたちが、短くなったらなったでまた笑うのよ。他人の不幸がおかしくて、その不幸を切り抜けられるとなんだか物足りないんだろうなあ。所詮ヒトなんて他人の不幸が嬉しくて仕方ないんだ!かなしいけどだってきっとみんなそれが本心。わたし...

「鼻」ーこの話の何がおもろいって鼻が長いのを嘲笑していたモブたちが、短くなったらなったでまた笑うのよ。他人の不幸がおかしくて、その不幸を切り抜けられるとなんだか物足りないんだろうなあ。所詮ヒトなんて他人の不幸が嬉しくて仕方ないんだ!かなしいけどだってきっとみんなそれが本心。わたしは本心に蓋をする方が苦手で。綺麗事を麗事として並べたがっている時の方が健全で、心の底からそう思っていることにしている時の方が怖いぜ!!だから年に一回、それまでものすごく仲良かった人やお世話になった人と縁が切れる時も「お互いの世界で幸せになろうな」とは到底思っていない、「どうか不幸になってくれ」と思っている。自分の悪人気質に嫌気がさしながらも、最近はその本心を打ち明けることでちょっとだけ楽になろうとしている、なってないけどレヒトに「ことば」が与えられたのはなぜだろうか、「思想」が与えられたのはなぜだろうか、ちなみに私はとんでもなく悪人気質だけど明日を笑顔で生きてもいいのだろうか、ちゃんちゃんっ!

Posted by ブクログ

2024/02/20

初めて芥川龍之介の作品をちゃんと読んだ。高校の現代文に出てきた羅生門で少し知ってたくらい。結論めちゃくちゃ面白かった。 短編だから読みやすい。 初めの「老年」が難しすぎて自分には合わないかな〜と思ってたけど、それ以降は面白いもの多くて、芥川の世界に引き込まれていった。 特に...

初めて芥川龍之介の作品をちゃんと読んだ。高校の現代文に出てきた羅生門で少し知ってたくらい。結論めちゃくちゃ面白かった。 短編だから読みやすい。 初めの「老年」が難しすぎて自分には合わないかな〜と思ってたけど、それ以降は面白いもの多くて、芥川の世界に引き込まれていった。 特に仙人、羅生門、鼻、野呂松人形、芋粥、大川の水、葬儀記が好きだった。 文章そのものや言葉の使い方、表現の上手さは去ることながら人物の心情を描くのが本当に上手い。100年以上前の作品なのに情景がぱっと浮かんでくるし、人物の喜怒哀楽がひしひしと伝わって感情移入出来る。 作風は今昔物語とか宇治拾遺物語とかの歴史ものを題材にしているのが多かった。羅生門や鼻など、時代は平安時代を舞台にしているものが多かった。 他にも芥川自身の体験した日常や出来事をそのまま題材にしたり、同じ作家の友達を登場させたりしていて、多彩だなと思った。それと外国の思想家とか芥川の尊敬する文豪も沢山出てきて、芥川自身かなりの読書家なんだなと感じた。 芥川の生まれ育った故郷に対する愛や思いをつらつらと書いた「大川の水」、自身の小説家としての不安を正直に綴った「野呂松人形」、夏目漱石の葬儀の日を日記形式で淡々と書いた「葬儀記」などは、芥川自身の不安や気持ちを素直に文章にしていて、それがなんか良いなと感じた。こんなに赤裸々に自分の不安や思索や気持ちを文章にすることがすごいし、感情的で主観的でありながらも、とても読みやすい。これらの文章の構成や表現、気持ちの書き方などは、自分がエッセイや文章を書く上でも参考にしようと思った。 昔の言葉とか注釈が多くて読むのには時間かかったけど読んでよかったなと思う。そこら辺の現代文学の何倍も面白い。難しそうだからって理由でずっと避けてきたけど、もっと早くから読んでおけばよかったな。もうすぐ没後100年になるけど、これからも色褪せることなく読まれ続けると思う。

Posted by ブクログ

2023/12/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

芥川龍之介の初期短編集。 「ひょっとこ」「鼻」 生きていく中でどうしたってつきまとう他人から見られているということへの意識。本当の自分はどれ?

Posted by ブクログ

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