羅生門・鼻・芋粥 の商品レビュー
久しぶりに羅生門を読みたいと思って買ったのですが、羅生門以外も良かった…!羅生門は教科書で読んだ時はぼんやりと読んでましたが、今読むと情景や人間味のある悪がすごく分かりやすい作品だと感じた。 あと個人的には芋粥が一番良かった。五位の「いけぬのう、お身たちは」のひと言は読んでた時も...
久しぶりに羅生門を読みたいと思って買ったのですが、羅生門以外も良かった…!羅生門は教科書で読んだ時はぼんやりと読んでましたが、今読むと情景や人間味のある悪がすごく分かりやすい作品だと感じた。 あと個人的には芋粥が一番良かった。五位の「いけぬのう、お身たちは」のひと言は読んでた時もとても印象的でしたが、作品解説でこの嘆きを聞きとる芥川の優しさがあるといった事が書かれていて、たしかにこれも優しさだなと。あと全体的に会話文が、昔の人の口調だからか、言葉が丁寧なのも好き。 予想外に芥川にはまってしまい、他の作品も読んでいます。
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芥川の短編集です。やっぱり表題作の「羅生門」が印象に残りました。人って生きるためなら善悪の考え方が変わってしまうというところがとても驚きました。私は極限状態というものになったことがないけど下人のような状態だったら同じ行動を取ってしまっていたかもなと思いました。
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積読消化。とは言え贖ったのは、TSUTAYAの10倍ポイント獲得のための付け足し買い。398円、安い。青空文庫で読める短編も多いが、詳細な年譜と編注、吉田精一による「人と作品」、三好行雄解説があり、お買い得。 しかもデビューから2年以内の18篇(高校時の習作2編含む)が収められ...
積読消化。とは言え贖ったのは、TSUTAYAの10倍ポイント獲得のための付け足し買い。398円、安い。青空文庫で読める短編も多いが、詳細な年譜と編注、吉田精一による「人と作品」、三好行雄解説があり、お買い得。 しかもデビューから2年以内の18篇(高校時の習作2編含む)が収められ、とても興味深かった。芥川を有名にしたのは、3と4作目の「羅生門」「鼻」であるが、東京帝大英文科在学中22歳時に書いた文壇1作目「老年」(大正3年4月)で既に老成していた。現代小説ではあるが、一生を芸事と放蕩で生きた男の姿は、そのまま江戸を体現している。荷風が一目置いたのも宜なるかな。 星新一が「自分の強みはショートショートではない」と言ったのもわかる気がする。角川文庫には、芥川の短編が150篇強収められているが、それぞれが本当にバラエティに富んでいる。本書だけでも、現代(大正)、近代中国、平安、明治、戦国、江戸、と次々に時代が移るのみではない。その時代、テーマに合わせて、時にはその世界の者にしか解らぬ用語を使い、漢語を多用したかと思えば、青春小説では口語体の会話を多用する。これが、デビュー1年目の青年の小説なのか?星新一がこれらを読んで畏まったのも宜なるかな。 「人生は1行のボオドレエルにも若かない」(遺作『或阿呆の一生』冒頭文)つまりは芸術至上主義。その1行に拘ったために、龍之介は、バルザックやトルストイの様な巨大な建築迄辿り着かなかった。あまりにも真面目すぎるのも良し悪しということか。
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依然から読み出しては中途で止め、また始めから、を繰り返していましたが、久々に読書をきちんと再開するようになって、また始めから、すべて読みました。 歴史短篇が多いこともあり、言葉回しや登場する言葉につまづくことも多々ありましたが、おもしろかったです。 人間の生の中の一瞬の輝きや、...
依然から読み出しては中途で止め、また始めから、を繰り返していましたが、久々に読書をきちんと再開するようになって、また始めから、すべて読みました。 歴史短篇が多いこともあり、言葉回しや登場する言葉につまづくことも多々ありましたが、おもしろかったです。 人間の生の中の一瞬の輝きや、人間社会が構築する闇、人間の内側に巣食う闇を感じられる作品が多く、一度読み出せば、一編すぐに読み終えてしまう没入感がありました。 難しいと感じる人もきっと沢山いると思いますが、噛み砕けば色々なことを感じ、考えさせられるような気がします。
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心情小説という感じ。善人であるべきか悪人であるべきか迷いに迷う下人。老婆の話しを聞いて免罪符を手にした下人は自らの迷いを断ち切ることになる。それにしても老婆の話しを少し聞いたくらいで簡単に考えは変わるものかと思う。
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【羅生門】 救いようのない話。 悪いのは誰なんだろう。下人か、老婆か、詐欺を働いた女か、下人を解雇した主人か、羅生門に死体を運んでくる人か、都の衰退を止められない権力か、都に住むすべての人々か、その全部か、そのいずれでもないのか。 わかりやすさはない。後味もよろしくない。心に...
【羅生門】 救いようのない話。 悪いのは誰なんだろう。下人か、老婆か、詐欺を働いた女か、下人を解雇した主人か、羅生門に死体を運んでくる人か、都の衰退を止められない権力か、都に住むすべての人々か、その全部か、そのいずれでもないのか。 わかりやすさはない。後味もよろしくない。心に引っかかって、ささくれている。
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初めて触れた、芥川作品。羅生門は高校生の時に授業で触れて以来の読書でした。大人になった今、羅生門に登場する老婆、下人それぞれの動向を見ていると、各々の事情があったのだなぁと改めて思い出されました。女の死体から髪の毛を引き抜く行為、その老婆の衣服を剥ぎ取る行為。それぞれがお互いの...
初めて触れた、芥川作品。羅生門は高校生の時に授業で触れて以来の読書でした。大人になった今、羅生門に登場する老婆、下人それぞれの動向を見ていると、各々の事情があったのだなぁと改めて思い出されました。女の死体から髪の毛を引き抜く行為、その老婆の衣服を剥ぎ取る行為。それぞれがお互いの「正義」(と言っていいのか分かりませんが)を主張してしまう場面は現代の生活においても度々みられているなぁとしみじみ思いました。他の作品は、芥川節が炸裂しており、私の様な頭では少々理解に苦しむ様な作品ばかりでした。もっと芥川に触れることで作品の世界の美しさを感じられるように精進したいと思います。
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芥川龍之介は初めて読んだが、着眼点がチョット変わってて面白かった。 羅生門は生きる為なら何でも有りかよっ!ってエグかった。 鼻は天狗みたいに高い鼻はなんとなくありそうだが、下に垂れて、食事の邪魔になるってなかなか思いつかない。凄いと思う。 芋粥は当時は庶民にとって芋粥はご馳走だっ...
芥川龍之介は初めて読んだが、着眼点がチョット変わってて面白かった。 羅生門は生きる為なら何でも有りかよっ!ってエグかった。 鼻は天狗みたいに高い鼻はなんとなくありそうだが、下に垂れて、食事の邪魔になるってなかなか思いつかない。凄いと思う。 芋粥は当時は庶民にとって芋粥はご馳走だったのかなと思う。 五位は色々人に罵られても、 目線を芋粥に持っていける、 ある意味幸せな人じゃないかと思いました。
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100年以上前に書かれた物なので注釈が無いと分からない。しかし、いちいち注釈を確認しながら読むのは苦痛。 芥川龍之介の初期の作品を集めた物で、なんだろうか、凄く研ぎ澄まされた刀でも突き付けられながら読む…と言う感覚があった。が、一方で小説と言うか個人の日記を読んでいる(?)...
100年以上前に書かれた物なので注釈が無いと分からない。しかし、いちいち注釈を確認しながら読むのは苦痛。 芥川龍之介の初期の作品を集めた物で、なんだろうか、凄く研ぎ澄まされた刀でも突き付けられながら読む…と言う感覚があった。が、一方で小説と言うか個人の日記を読んでいる(?) 様な作品もあった。 巻末の解説を読んでみると、、いや~そんな深いところまでは読み取れない、分からないスッ…(・o・;)
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短編集で読みやすい 羅生門は教科書ぶりに読んだ これを機に、教養として日本文学をまた久々に読みたいなと。 羅生門は、生きていくために必死な人間の、 さまざまな悪の部分を垣間見た。 誰にでもこういった部分があるのかな、人間の本質を見た。 鼻は、滑稽 芥川龍之介の物語は奇妙。...
短編集で読みやすい 羅生門は教科書ぶりに読んだ これを機に、教養として日本文学をまた久々に読みたいなと。 羅生門は、生きていくために必死な人間の、 さまざまな悪の部分を垣間見た。 誰にでもこういった部分があるのかな、人間の本質を見た。 鼻は、滑稽 芥川龍之介の物語は奇妙。 でもなぜか引き込まれてしまってそれもまた奇妙!
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