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たぶん最後の御挨拶
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋/文藝春秋 |
発売年月日 | 2007/01/31 |
JAN | 9784163688107 |
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たぶん最後の御挨拶
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商品レビュー
3.7
61件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「あとがき」を見ますと、1985年に江戸川乱歩賞を受賞(初受賞)した直後から、ちらほらとエッセイの依頼が舞い込むようになり、小説家というものはエッセイを書くものだと思い込み、自伝もどきを書いたり、趣味について語ってきたりしたのですが、しかしある時、自分のエッセイ集を眺めていて、ふとこんなものを読んで楽しいのかと疑問を持ったそうです。 そして、エッセイを書くことに違和感を覚え、最近はエッセイの依頼を特殊な事情がない限り断っているということなので、このタイトルにしたそうです。 本人曰く「私はエッセイが得意ではありません。これまでの受賞はフィクション小説で、受賞したこととエッセイを書く能力とは無関係なのです。エッセイを依頼されるたびに頭を捻り、脂汗を流すことになります。そもそも私はストレートに言葉にするのが下手なのです。表現したいことは、頭の中でもやもやと漂っており、それを人に伝える方法として、小説を選んだのです」 ということなので、最後のエッセイ(2006年)をじっくり読んでみました。確かに部分的には面白いものもあるのですが、小説と比べると、やはり小説に軍配があがります。 面白い例として、こんなエピソードがありました。「あの頃ぼくらはアホでした」で中学の頃の話を書いた処、母親がそれを読んで「男の子なんか、なんぼ厳しく育てようと思ても無駄や、親の見てへんとこで何してるかわからへん。『あの頃ぼくらはアホでした』を読んで、ようわかったわ」と、言ったそうです。大阪にいるお母さんの気持ちがよくわかる気がします。良いお母さんだと思います。
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作家さんの書く文章はどうしてこんなに面白いのだろう。特別な表現や出来事を書いてるわけじゃない、何気ない日常なのに引き込まれて読んでしまう。東野圭吾さんでもこんなに苦労する作家の世界。厳しいからこそこんなに惹かれるのだろうか?今後もいい作品楽しみにしています。
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「東野圭吾」のエッセイ集『たぶん最後の御挨拶』を読みました。 『人魚の眠る家』に続き「東野圭吾」作品です。 -----story------------- この1冊で「東野圭吾」のすべてがわかる! 『放課後』で乱歩賞を受賞、順風満帆な作家生活が始まるはずだった??。 『秘密』で...
「東野圭吾」のエッセイ集『たぶん最後の御挨拶』を読みました。 『人魚の眠る家』に続き「東野圭吾」作品です。 -----story------------- この1冊で「東野圭吾」のすべてがわかる! 『放課後』で乱歩賞を受賞、順風満帆な作家生活が始まるはずだった??。 『秘密』でブレイクするまで10年、直木賞受賞まで20年の日々 打たれ弱かったら作家になんかなってない。 下手なエッセイ書く暇あるなら、もっと小説書かんかい! 文学賞落選記録15回! ― 「押し続けていれば壁はいつか動く」と信じ続けた20年の日々。 ----------------------- 「東野圭吾」のエッセイは2012年12月に読んだ『ちゃれんじ?』以来なので、約4年振りですね。 ■Ⅰ 年譜 ■Ⅱ 自作解説 ■Ⅲ 映画化など ■Ⅳ 思い出 ■Ⅴ 好きなもの ■Ⅵ スポーツ ■Ⅶ 作家の日々 ■たぶん最後の御挨拶―あとがき デビューから本書が発行された2007年(平成19年)頃までの心境や本人よる作品解説等が中心に描かれているエッセイです。 1985年(昭和60年)に乱歩賞を受賞し、順調な作家生活が始まると思われたが、、、 何度も何度も文学賞の候補になりつつ落選という不遇の時代が続き、その緊迫感に押されながらも、10年の歳月を経てやっと『秘密』で大ブレイクし、20年の歳月を経て6回目の候補で直木賞を受賞… という長く辛い日々を、大阪人ならではの苦境を笑いとばす姿勢で、明るく愉しい文体で綴ってあり、読んでいると勇気や元気をもらえるような一冊でしたね。 タイトルのとおり、エッセイ集としては本作品がたぶん最後で、これからは小説の執筆に専念… とされていますが、、、 本当に最後だと断言していないので、わかんないですね… 本人はエッセイは苦手と断言してますが、読んでいると面白いんですよねぇ。 個人的には、小説もエッセイも読みたいんだけどなぁ。
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