- 中古
- 書籍
- 文庫
- 1225-16-02
冷血 新潮文庫
定価 ¥1,210
550円 定価より660円(54%)おトク
獲得ポイント5P
在庫わずか ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
| 発売年月日 | 2006/06/28 |
| JAN | 9784102095065 |
- 書籍
- 文庫
冷血
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
冷血
¥550
在庫わずか
ご注文はお早めに
商品レビュー
4
164件のお客様レビュー
「犯人がみつかったら、手近な木に吊るしてしまえという声を、わたしも一度ならず耳にしました。しかし、どうぞそんなふうには思わないでください。もう済んでしまったことでもありますし、別の命をとったところで、なにが変わるというわけではありません。そのかわり、神の御心に従って、許してあげよ...
「犯人がみつかったら、手近な木に吊るしてしまえという声を、わたしも一度ならず耳にしました。しかし、どうぞそんなふうには思わないでください。もう済んでしまったことでもありますし、別の命をとったところで、なにが変わるというわけではありません。そのかわり、神の御心に従って、許してあげようではありませんか。心に恨みを抱くのは正しいことではありません。犯行に及んだ人間にしても、まったく平然と生きていくのは至難の業だということがわかるでしょう。彼の心の平穏は、神に許しを請うときにしか訪れません。それを邪魔することなく、彼が平穏を見出だすよう祈ろうではありませんか」p196〜197 ボニー・クラッターの兄、ハワード・フォックス氏。 http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20051010 犯罪の異常性を語るとき、なぜ犯人は引き金を引いてしまったのかを考察するために生い立ちや背景を読み解くということは今でもしばしばおこなわれることだけど、カポーティの『冷血』は、被害者ファミリーがアメリカ南部のちいさな町で農場主として成功しいかに町の人々から親しまれ愛されていたかを細かく説明し、それとは対照的に犯人が犯行に及ぶまでの孤独と貧しさの中で生きてきた過程をその濃密で客観的な文章によって浮き彫りしていく。淡々と、どちらのサイドにも偏らずに。 この「ノンフィクション・ノベル」の金字塔ともいわれる『冷血』は、その内容もさることながら、著者カポーティ自身がこの著作にどうかかわってきたかという背景が、昔々に大学でカポーティの"Other Voices,Other Rooms"『遠い声、遠い部屋』について稚拙ながらウンウン唸りながら卒論を書いたわたし的にはものすごく興味深い。 『遠い声、遠い部屋』はカポーティの半自伝的な小説で、幼いときから親類を転々とさせられ大きくなってからは寄宿舎学校に入れられた、両親の温かさを知らない孤独な少年だった彼の内面をさまざまなメタファーによって描いた23歳のときの処女長編小説であり、『冷血』は晩年の最後の長編。 『遠い声、遠い部屋』のジョエルつまりカポーティ自身が、内に孤独な少年を抱えたまま中年になってから『冷血』の犯人にシンパシーを覚えるということは、ぜんぜん不自然じゃない。 映画『カポーティ』は、『冷血』にまつわる物語。彼と彼の作品と犯人との関係性がよくわかりとてもおもしろかった。 ちなみに『クリスマスの思い出』の主人公の少年もカポーティ自身だ。あの温かく優しく純粋なクリスマスを描いた作品と『冷血』が同じ作者によるものだとは、にわかには信じられない気もするけれど、やはり根底に流れるものは同じ。『クリスマスの思い出』の最後の章で感じる切なさと哀しさが、『冷血』を生み出したのだとわたしには思えてならない。 実際、おれのためには、あんたがいう神さまがしてくれたより、あるいは、これからしてくれるより、あんたのほうがずっと多くのことをしてくれた。手紙を書いてくれたり、“きみの友”と署名してくれた。誰も友だちがいなかったときにだ」(p628 ペリーから神父カリヴァンへの台詞)
Posted by 
You might want to change the attitude towards the person who went though hard time in their childhood. Perry didn’t kill then. What he is ma...
You might want to change the attitude towards the person who went though hard time in their childhood. Perry didn’t kill then. What he is made of killed them.
Posted by 
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
カンザス州のホルカム村で起きた一家4人惨殺事件についてのノンフィクションノベル。 おもしろく夢中で最後まで読めたが、実際の事件を元にしているためおもしろいと言ってしまっていいのか躊躇う。 被害者家族の視点、犯人たちの視点、捜査官の視点などに切り替わるため、それなりにページ数がある作品だが中弛みしにくいように感じた。 それぞれの生い立ちや思いも伝わりやすかった。 事件が起きてからも、しばらくはなぜ犯人たちがそんなことをしたのかがわからないようになっている書き方もよかった。 なので、これが完全にフィクションだった場合はおもしろい小説だったと言えるけど、ノンフィクションとなっているためやはり楽しいという気持ちだけでは読めない。 それと、ノンフィクションとはいうものの、創作された部分や作者の憶測などもかなり混ざっているとは思うので、中途半端な作品と感じる人もいるかもしれない。 最後の方に死刑囚が他にも何人か登場するが、本当にこういう人たちがいるんだとゾッとすると同時に、死刑制度の是非も考えさせられる部分はあると思う。 切ないながらも爽やかな終わり方で、作者の小説家としての技量はやはりすごいんだろうなぁと感じられた。
Posted by 
