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ほとんど無害 河出文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社/河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2006/08/20 |
| JAN | 9784309462769 |
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ほとんど無害
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商品レビュー
3.9
24件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
暗すぎる、と酷評する人が多いのはちゃんと知っているのだけれど、じつはシリーズ5作の中で最も好きな作品(このアカウント名でじつはも何もないでしょうけれど!)。フォードとアーサーの場面が交互に出てきて最後に一点に収束するストーリー構成も見事で、この巻がシリーズでいちばん読みやすいのでは、とも思う。でも何より好きなのは(たぶん許せない読者は許せないだろう)読後感です。アーサーがマッチブックを拾った瞬間、すべてのピースがはまって、圧倒的な諦念に包まれる。そしてそのあとは、派手な描写は何一つないまま、静かにすべてが終わる。読み終えたあと、急に物語の世界から投げ出されたような感じがして、その虚無感を何だか大切にしたいような気分になる。 それから、アーサーとランダムのことがとても好きです。サンドイッチ職人として働くアーサーの生き生きとした姿(読むとサンドイッチが食べたくなる!)、初めてランダムに出会ったときのアーサーの不器用な誠実さ、せいいっぱいに居場所を求めるランダムのむき出しの感情、もう戻ることのできない地球で生まれた時計をめぐる父娘のやりとり。どこをとっても大好きです。
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SF小説としては前作のSFを放棄しただらしない恋愛小説より遥かにマシでアイデアもギミックも趣向を凝らしていてよくできている。問題はよくできているだけで面白くはないというところで、確かに構成は考えて書いたのかもしれないがキツイヒステリーで物語を無理やり動かして無理やり終わらせるのが...
SF小説としては前作のSFを放棄しただらしない恋愛小説より遥かにマシでアイデアもギミックも趣向を凝らしていてよくできている。問題はよくできているだけで面白くはないというところで、確かに構成は考えて書いたのかもしれないがキツイヒステリーで物語を無理やり動かして無理やり終わらせるのがまあ独りよがり。この他に類を見ないぶん投げた結末は極北、と言いたくなる人もいるだろうけど、作者が枯れただけっすね。 マーヴィンやゼイフォードをはじめとした初期三部作を盛り上げた人気キャラクターはほとんど出ず、アーサーもトリリアンもフォードもなんかくたびれて、新キャラのランダムは哀れだが愚かな子供で読者に好きにさせる気持ちがなく、このしょぼくれた雰囲気のまま唐突に終わるのは銀河ヒッチハイク・ガイドとしては相当難物でラジオドラマによる改変は妥当。 付け加えると、「銀河ヒッチハイク・ガイドとしては駄作だが小説としてはシリーズ中最高」という意見も個人的にはかなり疑わしいと思います。作者がメランコリーな心情に引きずられて世界観を閉じるために絞る、娯楽性を削っていくようなやり方は小説技巧ではなくただの小手先と捉えるべきではないでしょうか。残念な最終作でした。
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ついに最終巻となってしまった。 そして最後なんだというある意味残酷な終わり方だった。 そして作風が本巻だけかなり異色なのがびっくりした。 解説を読んで納得。 楽しませてもらった。
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