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ソフィストとは誰か?
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 人文書院/人文書院 |
| 発売年月日 | 2006/09/20 |
| JAN | 9784409040805 |
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ソフィストとは誰か?
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
哲学の可能性を問い直す内容が展開され、読者はソフィストの実像に迫ることができる一冊です。ソフィストは歴史的に哲学の敵と見なされてきましたが、実際には彼らが何を語っていたのかを探求することで、現代の私たちの思考にも影響を与えています。特にGorgiasやAlcidamasの主張を通じて、議論の本質や言葉の力について深く考察され、単なる詭弁家としての評価を超えた理解が得られます。自らの思考や生き方に対する批判的な視点を持つことが促され、特に「自分で考える」ことの意義を再考させられる要素が強調されています。ソフィストに近い自認を持つ読者にとっても、彼らの主張には共感できる部分が多く、哲学とは何かを問い直す良書となっています。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
「このソフィストは、つねに哲学そのものの可能性への挑戦として、哲学者に問いを突きつけてくる存在である。」 図書館でよむ。
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倫理の教科書以来、触れることなく生きてきた存在「ソフィスト」だが、本書を読み終えてからは、むしろ日々彼らについて思いをめぐらせている。 ソクラテスは「ソフィスト」として死んでいったように、現代にも詭弁家として扱われている「哲学者」がいる。もちろん逆も然りである。そしてなにより、自...
倫理の教科書以来、触れることなく生きてきた存在「ソフィスト」だが、本書を読み終えてからは、むしろ日々彼らについて思いをめぐらせている。 ソクラテスは「ソフィスト」として死んでいったように、現代にも詭弁家として扱われている「哲学者」がいる。もちろん逆も然りである。そしてなにより、自分にその批判を向けるようになった。巷では「自分で考える」がよいこととされているが、それは本書の文脈でいう「哲学者」になることに他ならない。ともすれば古代ギリシアよりソフィストが蔓延る現代社会、どう生きるか考えるための良書。
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言葉巧みに聴衆を惑わし,自らの主張を真理であるかのように押し通す,というレッテルを貼られ,哲学の敵とされてきたソフィストについて,彼らが実際に何を語っていたかを軸として,その実像に迫る内容.特に有名なGorgiasと,無名ではあるものの,残された著作が潜在的に影響を持っていると思...
言葉巧みに聴衆を惑わし,自らの主張を真理であるかのように押し通す,というレッテルを貼られ,哲学の敵とされてきたソフィストについて,彼らが実際に何を語っていたかを軸として,その実像に迫る内容.特に有名なGorgiasと,無名ではあるものの,残された著作が潜在的に影響を持っていると思しき,Alcidamasの2人について,文献読解を中心に扱う. 哲学の敵としてのソフィスト像は,ソフィストとの論難を受け処刑されたSocratesを擁護するために,師事していたPlatoが著した文献により,決定づけられたものである.しかし実際にGorgiasが語ったのは,本当の真理というものは議論により明らかにされるものではなく,議論で可能なのは「真理らしく見せること」に過ぎず,あらゆる言論はそれ自身の妖術により,聞き手にもっともらしいことを信じさせるものでしかないということであった.その点では,真理を歪めているとの非難を向ける哲学もまた,そうした言論の妖術に拠って立っているのであって,ソフィストと何が違うのかということである.一方Alcidamasは,推敲を重ねて文章を書くことは誰にでもできるが,聞き手と調和して即興的に意見を述べ,議論や主張を作り上げる活動は,書く行為と比べてより高度な活動であると述べた.Platoはこの主張に乗る形でソフィスト批判を展開した. 私自身はソフィストに近いと自認するところであり,Gorgiasの主張には頷ける部分も多かった.教えることで対価を得る行いが卑劣との話も,「哲学者」の側は働かなくても生きていける上流階級であったと考えると,知の追求にとってそうした経済性の介在は確かに支障があるかもしれないが,どうあっても人が生き続ける以上は稼ぐ必要があり,何らかの経済性がバイアスとして混ざり込むことは避けられないと思う. つまるところ論理的に徳を追求する試み自体が前時代的であることがすべての原因であって,よいものが残るのではなく残ったものがよいもので,正しいことがよいことなのではなくよいことを正しいと感じているだけであると考える自分としては,絶対性を伴う哲学があるとするなら,それは何が適応的かを探求する進化生物学的なアプローチではないかと考えるところである.
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