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文庫版 今昔続百鬼 雲 講談社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
| 発売年月日 | 2006/06/14 |
| JAN | 9784062754200 |
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文庫版 今昔続百鬼 雲
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商品レビュー
4
77件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
作中でちょっと出てくる多々良先生とその行動を相棒(?)目線で語るいつもよりミステリー要素薄めの作品。 妖怪そのものの言い伝えよりその妖怪の成立にいたる社会背景などより民俗学的で面白い作品だった。現代日本人が忘れてしまった風俗など、普段の作品よりどこか身近でこのスタイルをもっと読みたいと思わされる作品だった。
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京極堂シリーズの番外編で、妖怪研究家・多々良勝五郎と伝説探訪家・沼上蓮次を主人公とした中編集。 「岸崖小僧」:伝説探訪の旅で訪れた甲州で、二人は河童?に噛み殺された死体を発見する。 「泥田坊」:信州の山奥。物忌みの日に村を徘徊する怪しい人影に出くわし…。 「手の目」:上州の貧村に越してきた座頭。巨万の富を持つ座頭に村の衆は博打を挑むが…。 「古庫裏婆」:出羽の寺の即身仏(木乃伊)が詐取され…。 妖怪研究の為ならどこまでも驀進する多々良先生と、振り回され通しの沼上君。破茶滅茶な中にも探求心をくすぐる珍道中でした。
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京極堂シリーズでスピンオフを読むのは初めて。 いやあ、なんだか面白かったなぁ。本編と比べてかなりライトな読み応えで、いつもより薄い(?)ので気楽に取り掛かることができました(^^) 『塗仏の宴』に登場した多々良先生ですが、今作ではなんともハチャメチャで迷惑な太めの人! 語...
京極堂シリーズでスピンオフを読むのは初めて。 いやあ、なんだか面白かったなぁ。本編と比べてかなりライトな読み応えで、いつもより薄い(?)ので気楽に取り掛かることができました(^^) 『塗仏の宴』に登場した多々良先生ですが、今作ではなんともハチャメチャで迷惑な太めの人! 語り手であり腐れ縁な沼上くんがなんともかわいそう……と同情したいところですが、彼は彼ですぐ肚を立てるし優柔不断だし結局流されるしで、あれなんていうか割れ鍋に綴じ蓋?笑 そんな二人を見守る富美ちゃんはとても16歳には見えませんね……。お願いだから二人の珍道中にはお目付け役としてついて行ってほしい。 特に『岸涯小僧』と『泥田坊』が面白くて、どのお話も妖怪の絵解きをしているうちに勝手に犯人が真相を言い当てられた気になる……というアンジャッシュのコントみたいな構成が愉快でした。 また、描き下ろしの『古庫裏婆』も見逃せません。 ”アジアが滅んだような仏頂面”をしている黒衣の男が出てきてどうしてこんなに嬉しいのか、我ながら理解に苦しむところですが、それでも京極堂と多々良先生の邂逅が面白かった! 同じレベルで話し合える同志と巡り会えた喜びがひしひしと伝わってきて、私もオタクのはしくれなのでニヤニヤしてしまいました。 解剖マニア・里村先生もたくさん出てくるので、里村ファンは必読ですね〜。 マイナーといいつつ名前は聞いたことのある妖怪が取り上げられて、しかもわかりやすい絵解きがなされるので読後感もスッキリ。 それでいていつもの”京極堂”の雰囲気も味わえる、楽しいスピンオフでした。また続編が出てほしいなぁ。 【追記】 こちらを読み終えた10月31日付けで、光文社のミステリー大賞を京極先生が受賞されたとのニュースがありました! 妖怪研究と謎解きという、唯一無二の世界観を作り続ける京極先生。 今後も、そのどこまでも広がる知識の一端に触れさせていただきたい所存です。
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