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照柿(下) 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
発売年月日 | 2006/08/10 |
JAN | 9784062752596 |
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商品レビュー
3.8
60件のお客様レビュー
「照柿(下)」(高村 薫)を読んだ。 自分の一番きつかった時代の重苦しさが否応もなく蘇るほどリアルな登場人物達の抱える苦悩の日々を描く高村薫さんの文章に脱帽である。 沼野充義氏の解説にある『高村薫は現代日本のドストエフスキーである』(解説本文より)ってところに思いっきり首を縦...
「照柿(下)」(高村 薫)を読んだ。 自分の一番きつかった時代の重苦しさが否応もなく蘇るほどリアルな登場人物達の抱える苦悩の日々を描く高村薫さんの文章に脱帽である。 沼野充義氏の解説にある『高村薫は現代日本のドストエフスキーである』(解説本文より)ってところに思いっきり首を縦に振ってしまうわ。 合田雄一郎にも野田達夫にもそこに必然というものを私は見出せずにいる。 『達夫は、暮れかけた夕焼けのどす黒いまだらと、そのなかに残る炉心のような臙脂色を眺め、そうだ、自分が郷里で目に焼き付けたのはせいぜいあの照柿色ぐらいだと冷静に思い直した。』(本文より) 露出アンダー気味の中空に浮かぶ照柿の色彩が脳裏に強烈な残像をもたらす。 あー重苦しかった。でも好き。
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※このレビューにはネタバレを含みます
最後まで誰にも共感出来ずに終わる。だが、四十三時間連続勤務で不眠状態なら、頭がおかしくなって、殺人もしてしまうかもしれない。やはり、睡眠では大事だと再確認。熱い炉にさらされ、ただの発疹でも命取りになる職場。ガス壊疽なる言葉をこの本で初めて知る。軽く調べただけだが、何だかとても恐ろしい病気だ。男のみならず、色々な人の人生を知らずに狂わせてきた美保子の最後は、あれは、天罰なのだろうか。しかし、関わる男全てが落ちていくことに、彼女自身気付いているのかいないのか。どちらにしろ、こういう女性には関わりたくない。本人にその気が無いなら尚更タチが悪いし。合田本人は所轄へ異動、一作目からの相棒だった森は、何を思ったか(アトピーを治す為だろうか)島勤務で何処か遠い所へ行ってしまった。ということは、次回以降はもう出てこないのだろうか。今回は合田以外の七係のメンバーがあまり出て来なかったが、彼自身も異動してしまったし、もうあまり出番は無いのかもしれない。少しばかり残念。
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