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イラクサ 新潮クレスト・ブックス
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2006/03/30 |
JAN | 9784105900533 |
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イラクサ
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商品レビュー
3.7
35件のお客様レビュー
読んだ後しばらく考え込んでしまうような、読み応えがある話だらけ。 情景の描写が細かくて、個人的にはとても入り込める時と間延びして感じてしまう時があった。 なんだかもどかしい気持ちになる話が多かった。
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心理描写、情景描写が面々と生々しく続き、あたかも作者の描くそのワンシーンの中に、わしづかみで同席させられたかのごとく。何とも言えない圧迫感。 三人称書きであるが、神の視点ではない。映画のカメラワークのように、視点となる登場人物が急にすり替わったり、時間軸が一足跳びに飛んだり。そも...
心理描写、情景描写が面々と生々しく続き、あたかも作者の描くそのワンシーンの中に、わしづかみで同席させられたかのごとく。何とも言えない圧迫感。 三人称書きであるが、神の視点ではない。映画のカメラワークのように、視点となる登場人物が急にすり替わったり、時間軸が一足跳びに飛んだり。そもそも関係性が分からないまま語られ始め、会話などからそれらがようやく読み解けるなど、読者にとって親切設計ではない 笑 結構、読みにくいので、気持ちや時間にゆとりのある時にお薦めしたい。 ある一時に焦点を当てて、そこに主人公の人生を濃縮させて語るスタイルなのでしょうか? 読後感は悪くはないが、どの話も「そーなのよ、そうなんだわ」と主人公が合点する姿に、呆気にとられつつ終わりみたいな・・・。 物語としてのオチがない。 唯一、オオッ!と言って読み終えられた「恋占い」が1番好きだ。特に、ヒロインがブティックにドレスを買いに行った時の描写が素晴らしい。この本の最初の作品だったので、金の鉱脈でも発見したかのごとく期待が高まったのだが。 どの作品のヒロインにも、火山のマグマのようなフツフツとした感情のエネルギーがある。作者に嫌味や意地悪さを感じるという書評を目にするが、抑えきれないマグマはおのずと世界を斜に見させる。作者自身もそのマグマの持ち主なのでは? また、病院や介護施設の訪問、学者や教師である男性登場人物といったストーリーの共通性が多く、読んでいて混乱を覚えた。 「恋占い」みたいな作品があればまた読みたいのだが。
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久しぶりに読み応えのある本に出会いました。 9つの短編それぞれが、何処にでもいるごくごく普通の人達の物語。 それぞれの物語が映画のシーンのように突然始まって、この人誰?この人何者?ここで何やってるの?と疑問が生じ、読んでるうちに一つ一つ謎が解けていく。 日本語版の表題は『イラ...
久しぶりに読み応えのある本に出会いました。 9つの短編それぞれが、何処にでもいるごくごく普通の人達の物語。 それぞれの物語が映画のシーンのように突然始まって、この人誰?この人何者?ここで何やってるの?と疑問が生じ、読んでるうちに一つ一つ謎が解けていく。 日本語版の表題は『イラクサ』ですが、原作の表題は『恋占い』、個人的にその話が一番面白かった。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 主人公は老人と孫娘だけで暮らす家の家政婦。決して美人とは言えず…というか醜いと思われる事が多い。離れて暮している孫娘の父親と密かに文通していて、それが心の支えになっている。ところが父親からの手紙は孫娘の友達の悪戯だった。 ーーーーーーーーーーーーーーーー どの話も予想外の終わり方をするが、↑の話は驚きの展開でした。
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