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江戸はこうして造られた 幻の百年を復原する ちくま学芸文庫
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江戸はこうして造られた 幻の百年を復原する ちくま学芸文庫

鈴木理生【著】

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江戸はこうして造られた 幻の百年を復原する ちくま学芸文庫

定価 ¥1,320

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/筑摩書房
発売年月日 2000/01/06
JAN 9784480085399

江戸はこうして造られた

¥770

商品レビュー

3.9

7件のお客様レビュー

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2025/05/22

仕事も絡んだまちづくり・地域づくりへの関心と趣味としての歴史への関心が悪魔合体して読んだ本。江戸という都市の成り立ちとその背景を経済的、機能的要因を柱に据えながら丹念に構成していく名著。秀吉と家康がそれぞれ江戸をどのように捉えていたのであろうかという点について、江戸の経済的可能性...

仕事も絡んだまちづくり・地域づくりへの関心と趣味としての歴史への関心が悪魔合体して読んだ本。江戸という都市の成り立ちとその背景を経済的、機能的要因を柱に据えながら丹念に構成していく名著。秀吉と家康がそれぞれ江戸をどのように捉えていたのであろうかという点について、江戸の経済的可能性に先見の明があったのは秀吉ではないか、そして鎌倉・室町時代からの江戸の位置付けと徳川が江戸を手にするまでの考察など大江戸設立以前のところもかなり興味深かった。仕事に役立つかというとなかなか難しいが趣味的にはめちゃくちゃ面白かった。江戸やその周辺の地形的な広がりやそれぞれの成り立ちや歴史的文脈の解像度がかなり上がったので、今後いまの東京や首都圏を見る眼も変わるし、時代小説、特に江戸の市井物を読むのがより楽しくなりそうです。

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2024/08/03

家康の江戸入り(1590年)から、天下普請完了(1690年)までの江戸形成100年を地誌の観点で描く。 天下普請の大号令と共に、舟運を重視した水の都が形成されていく姿がビビッドに描かれる。 江戸前史の江戸は縄文海進期の面影を残していた。 日比谷入江の存在は、江戸城が海に面して造...

家康の江戸入り(1590年)から、天下普請完了(1690年)までの江戸形成100年を地誌の観点で描く。 天下普請の大号令と共に、舟運を重視した水の都が形成されていく姿がビビッドに描かれる。 江戸前史の江戸は縄文海進期の面影を残していた。 日比谷入江の存在は、江戸城が海に面して造られていたことを示す。 丁度、現在の浜離宮から東京湾を見るような景色が見えたことだろう。 船で房総に逃避した源頼朝は、陸上を鎌倉に向かうのに長い時間を要した。 それは、千葉から神奈川に行くのに、入江と葦の江戸湾を越えるのに難儀したためだった。 家康が江戸を整備するまで、どんな場所だったのかを頼朝の行路は示している。 江戸は陸奥の最南端だった。 秀吉が家康を関東に配置したのは、陸奥の制圧による日本統一が目的だった、と見ることが出来る。 行徳は塩業の重要拠点だった。 行徳と江戸の水路の重要性が納得できる。 会社の近くに福徳神社があった。 日本橋室町にある福徳神社は平安時代からの由緒ある神社で、その際(きわ)には西堀留があった。 行徳から運ばれた塩はそこで捌かれていたのだ。 同時にそこは塩河岸と呼ばれていた。 通勤のコースが正に、江戸にタイムスリップ出来る場所だったのだ。 正に目から鱗が落ちまくる。 こうした優れた学者がいたのだ、と嬉しい。 この本は、そこいら辺の江戸の形成史とはレベルが違うぞ!

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2017/08/24

円覚寺領(荘園)江戸前島が家康によって横領され、その記録が幕府により隠蔽されたというショッキングな序文で始まる本書は、自分のそれまでの江戸に対する思いを改めることになった。江戸の痕跡を探しながら東京を歩くのは楽しいことだが、江戸前島の記憶を辿るのは無理筋というものだろう。運河の都...

円覚寺領(荘園)江戸前島が家康によって横領され、その記録が幕府により隠蔽されたというショッキングな序文で始まる本書は、自分のそれまでの江戸に対する思いを改めることになった。江戸の痕跡を探しながら東京を歩くのは楽しいことだが、江戸前島の記憶を辿るのは無理筋というものだろう。運河の都・江戸も、埋めては掘り、そしてまた埋めるという繰り返しの中で発展したという歴史と地層の重層の上に成り立っていったのだな〜。内川廻しの項で故郷・銚子湊が家康の物資回送の拠点だったと知り、ちょっと嬉しい。

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