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八月の砲声(上) ちくま学芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2006/06/30 |
JAN | 9784480088673 |
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商品レビュー
3.5
14件のお客様レビュー
第一次世界大戦の詳細な推移については、ほとんど知るところがなかったのだが、この著作によって、まるでドキュメンタリー映画を見るかのようにその経過を辿ることができる。
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トレーダージョーズ創業者のJoe Coulombeが自伝の中でthe best book on management -and, especially, mismanagement- I've ever readと述べていた。前から気になっていた本でもあるので読んでみ...
トレーダージョーズ創業者のJoe Coulombeが自伝の中でthe best book on management -and, especially, mismanagement- I've ever readと述べていた。前から気になっていた本でもあるので読んでみた。Coulombeが本書から引き出した教訓は、If you adopt a reasonable strategy, as opposed to waiting for an optimum strategy, and stick with it, you'll probably succeed. Tenacity is as important as brilliance.だそうである。読む人により得るものも違うものだ。reasonable strategyとoptimum strategyの対比はどのあたりを指しているかもよくわからなかった。Tenacity、粘り強さの欠如はドイツ側については当てはまるだろう。シュリーフェンが描いたプランは右翼からのフランス軍包囲が肝だったが、カンネー的大勝利を夢見て左翼にも中途半端に兵力を回したりしてしまった(あ、もしかしてカンネー的大勝利がoptimumなのか?)。東部戦線に2個軍団を回してしまったことも然りかもしれない。しかし連合国側はなにが執着すべきstrategyであったかさえはっきりしない。 ケネディ兄弟がキューバ危機に際して読んでいたとの伝説(?)も耳にしていたので、いかにして戦争が始まってしまったかの本なのかとも思っていた。上巻の前半部くらいはまさにその通りの内容なのだが、各国首脳とも互いを武力でぶっ潰すことしか考えていないようなところがあり、戦争になったのは半ば必然とも感じられた。時事ネタで言えば、プーチンをこの時代のどこかの国の首脳に据えてやればまったく違和感がない。 個人的にはWWⅠといえば塹壕戦で膠着状態くらいの予備知識しかなかったので、最初の30日はこんなにダイナミックであったことは初めて知った。 あと翻訳はもうちょっと何とかならなかったのであろうか。原文にあたってみたくなる箇所が多かった。古い本だし、と思ってネットを探すも見つからず断念。
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第一次世界大戦がどう始まったのか。どんな戦争だったのかを知りたくて、何を読めば分かりやすいだろうと調べていたらこの本に出くわした。どうもこれが決定版というのは無いような気もする。多分色んな本があるんだろうけど、どれも決定的にこれと言うのが無いのかな。知らんけど。第二次世界大戦の本...
第一次世界大戦がどう始まったのか。どんな戦争だったのかを知りたくて、何を読めば分かりやすいだろうと調べていたらこの本に出くわした。どうもこれが決定版というのは無いような気もする。多分色んな本があるんだろうけど、どれも決定的にこれと言うのが無いのかな。知らんけど。第二次世界大戦の本を読んで、第一次世界大戦を知らないとどう繋がるのか分からないなと思った。先ずは各国王家の話から入るが姻戚関係が複雑に絡み合っているこの時代の背景を理解しないといけないんだなと思った。第二次世界大戦のように共産党の影はまだ無い。ただ昔の戦争から近代戦への移行期でこの戦争は難しかったんだろうと思った。また結構日本の事が書かれており、日露戦争での日本の勝利における欧州へのインパクトが結構あったんだなと感じた。前半はまだ戦争の端緒くらいで後半により凄惨な戦いの記述が出てくるのだろう。しかし、ドイツやベルギー、フランスは陸続きでもあり、毎回の戦争での遺恨が凄そう。実際今の国民感情ってどうなんだろうとも思う。
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