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素粒子 ちくま文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房/筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2006/01/12 |
| JAN | 9784480421777 |

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商品レビュー
4
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『素粒子』という題名から物理学者の物語かと思って読んだら現代社会の苦悩に苛まれる異父兄弟の物語。と思いきやまさかのSF!フランス文学ならではのエスプリの効いた難解で高尚で迂遠で下品な作品(褒めてます)。 母親を同じくするノーベル賞候補の分子生物学者であるミシェルと小説家崩れである...
『素粒子』という題名から物理学者の物語かと思って読んだら現代社会の苦悩に苛まれる異父兄弟の物語。と思いきやまさかのSF!フランス文学ならではのエスプリの効いた難解で高尚で迂遠で下品な作品(褒めてます)。 母親を同じくするノーベル賞候補の分子生物学者であるミシェルと小説家崩れである教師のブリュノ。幼き頃に無償の愛情に触れなれなかった二人の屈折した愛への渇望。中盤は特に幼少期の酷い虐めと非モテから性癖の歪んだブリュノの卑猥かつ詳細な性描写にひたすらページを割き、深読みすれば1960-70年代フランスのフリーセックスと個人主義が生み出した歪んだチルドレンたちの姿を描き出す愛国心に基づく自省や問題提起と言えないもない。が、最後の最後でフレデリック・ハプゼジャックが登場してから物語は一遍。『猿の惑星』的読後感。サイエンスフィクション的な高度な構成力もある。いやはやなんともユニークで面白い作品であった。
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難しいところと、 分かりやすいところが、 ねじねじと巻かれて 出来上がった作品という感じ。 生物学と化学と物理学の区別さえ はっきりとつけられない私にとっては、 とにかくそのあたりの描写がよく分からなかった。 (一般教養が足りない自覚があります。 読み終わってからAIに聞いて、...
難しいところと、 分かりやすいところが、 ねじねじと巻かれて 出来上がった作品という感じ。 生物学と化学と物理学の区別さえ はっきりとつけられない私にとっては、 とにかくそのあたりの描写がよく分からなかった。 (一般教養が足りない自覚があります。 読み終わってからAIに聞いて、少し学びました!) でも「そんなのは分からなくても全然平気〜」と、 読みながらはとりあえずバンバン切り捨てて 読んでいきましたが、 問題なくストーリーを追えました。 そしてストーリー、面白かった。 フランス特有の暗さ、 救いようのなさ、 タブーという概念は存在するのか? と疑いたくなるほどの過激さが 私は好きなので、 とても興味深く最後まで読みました。 読むきっかけとなたったのは YouTubeの『バキ童チャンネル』。 (インスタで教えてもらった) どうして気になったかというと、 正直に言います!! 主人公が自分のお◯ん◯んを 定規で測るシーンがあったり、 そんなことをヨーロッパ人男性が 気にするようになったのは アメリカ人のせいだ! というような説明がされていたりすると、 動画の中で紹介されていたから笑 (確か) それですごく気になってしまって笑 差別的な言葉はめちゃくちゃ出てくるし、 主人公の性欲の異常さは普通にアウトだし、 犯罪だし、 沢山の人には全然おすすめできないです。 バタイユさんの『眼球譚』ほどではないけど、 やはりフランス文学の そこまでやっていいの?的な 挑発的なところが私は好きです。 刺激的です笑 そしてフランスではとにかく 性欲について色々な思考を 巡らせているのだろうか。 そんな中でも、 弱者に焦点を当てる言葉や、 この世の根本がどのようにして世界大戦後から ひん曲がって育ってきたかを 辛辣に指摘する言葉が、 この本の重要さを物語っていると思う。 (ヒッピーの時代とか本当に何だったの?) 切ないし苦しいけど、 読めて良かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
けったいなタイトルがついていると本を開いてみれば、セクシャルな話題が行き交う。 性的格差のみじめさをひしひしと体感しながら、時折訪れる至福の瞬間に酔いしれる。 寂しさと悲しさを煮詰めたような内容で、どんどん気持ちが内側で膨らむ。 このような結末であるなら、もう一度再読してみよう
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