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素粒子 の商品レビュー

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44件のお客様レビュー

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2026/02/21

難しいところと、 分かりやすいところが、 ねじねじと巻かれて 出来上がった作品という感じ。 生物学と化学と物理学の区別さえ はっきりとつけられない私にとっては、 とにかくそのあたりの描写がよく分からなかった。 (一般教養が足りない自覚があります。 読み終わってからAIに聞いて、...

難しいところと、 分かりやすいところが、 ねじねじと巻かれて 出来上がった作品という感じ。 生物学と化学と物理学の区別さえ はっきりとつけられない私にとっては、 とにかくそのあたりの描写がよく分からなかった。 (一般教養が足りない自覚があります。 読み終わってからAIに聞いて、少し学びました!) でも「そんなのは分からなくても全然平気〜」と、 読みながらはとりあえずバンバン切り捨てて 読んでいきましたが、 問題なくストーリーを追えました。 そしてストーリー、面白かった。 フランス特有の暗さ、 救いようのなさ、 タブーという概念は存在するのか? と疑いたくなるほどの過激さが 私は好きなので、 とても興味深く最後まで読みました。 読むきっかけとなたったのは YouTubeの『バキ童チャンネル』。 (インスタで教えてもらった) どうして気になったかというと、 正直に言います!! 主人公が自分のお◯ん◯んを 定規で測るシーンがあったり、 そんなことをヨーロッパ人男性が 気にするようになったのは アメリカ人のせいだ! というような説明がされていたりすると、 動画の中で紹介されていたから笑 (確か) それですごく気になってしまって笑 差別的な言葉はめちゃくちゃ出てくるし、 主人公の性欲の異常さは普通にアウトだし、 犯罪だし、 沢山の人には全然おすすめできないです。 バタイユさんの『眼球譚』ほどではないけど、 やはりフランス文学の そこまでやっていいの?的な 挑発的なところが私は好きです。 刺激的です笑 そしてフランスではとにかく 性欲について色々な思考を 巡らせているのだろうか。 そんな中でも、 弱者に焦点を当てる言葉や、 この世の根本がどのようにして世界大戦後から ひん曲がって育ってきたかを 辛辣に指摘する言葉が、 この本の重要さを物語っていると思う。 (ヒッピーの時代とか本当に何だったの?) 切ないし苦しいけど、 読めて良かった。

Posted byブクログ

2026/01/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

けったいなタイトルがついていると本を開いてみれば、セクシャルな話題が行き交う。 性的格差のみじめさをひしひしと体感しながら、時折訪れる至福の瞬間に酔いしれる。 寂しさと悲しさを煮詰めたような内容で、どんどん気持ちが内側で膨らむ。 このような結末であるなら、もう一度再読してみよう

Posted byブクログ

2025/11/11

結構頑張って読み切った。 理解できなかったのでいつか読み返したい。 病的に異性を追い求めるブリュノと性的なことに関心が無いミシェル。 正反対な2人。 セックスに関する描写は多いが、いつどこでセックスをした。という事実しか読み取れず、セックスに伴う感情の変化や快楽などは読み取れ...

結構頑張って読み切った。 理解できなかったのでいつか読み返したい。 病的に異性を追い求めるブリュノと性的なことに関心が無いミシェル。 正反対な2人。 セックスに関する描写は多いが、いつどこでセックスをした。という事実しか読み取れず、セックスに伴う感情の変化や快楽などは読み取れなかった、温度の無い愛。 セックスを求めるブリュノとそれを求めないミシェルどちらの人生の描写も淡々としたもので、だからこそ行為の意味や愛の意味、異性を追い求めるということ自体について考えさせられた。 もう少しヒッピー文化などに関係する知識があったら楽しめたのかな〜 最後SFっぽくなる?? すごい作品なんだろうなとは思うけど今の私には手が余る作品だった、残念。

Posted byブクログ

2025/11/04

愛をテーマに書かれる異父兄弟の物語。美しい幼馴染と相互に惹かれながらも結局は愛への興味を持たず、研究に没頭する天才科学者の弟ミシェルと、学生時代に壮絶ないじめを受け、モテない青春時代を送ったことで、性愛に卑屈になりながら執着する文学教師の兄ブリュノ。 兄弟の物語がそれぞれ章ごとに...

愛をテーマに書かれる異父兄弟の物語。美しい幼馴染と相互に惹かれながらも結局は愛への興味を持たず、研究に没頭する天才科学者の弟ミシェルと、学生時代に壮絶ないじめを受け、モテない青春時代を送ったことで、性愛に卑屈になりながら執着する文学教師の兄ブリュノ。 兄弟の物語がそれぞれ章ごとに語られ、時に交差する様な構成となっている。兄は性に振り回され人間性が壊れた様な人物像として描かれ、一方で弟は知的だが、奥手すぎてタイミングを逃しまくる。どちらも最終的には恋仲になりそうになった人を亡くす。愛に対して全く異なる向き合い方をする兄弟が、結末では同じ様な着地を迎える点が印象的だった。 エピローグの書き方が面白った。この小説自体がミシェルの研究をもとに誕生した「新人類」が、旧人類=人間へ向けて記した記録であることが明かされ、小説自体の現代社会への批評性みたいなものを感じた。小説の中でちょこちょこ研究や人に関する補足説明がカッコ書きで入るので、読みながらフィクションなのかノンフィクションなのかが曖昧に感じていたが、エピローグを読んでなるほどと思った。

Posted byブクログ

2025/09/03

読み終わったというか途中で挫折。 海外文学かつ、苦手なな理系要素、さらにストーリー的にもあまり興味持てず、読み進めるのがしんどくなって諦めました。

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2024/06/05

中年の危機を描いた小説と言われて読んだが、そんなスケールの本じゃないだろ。あるいは文明としての西洋文明が壮年期を終える苦しみを描いているとは言えるのかもしれない。読んでいて苦々しい思いになりつつ読むのをやめられず登場人物がただ愛おしい。

Posted byブクログ

2024/03/28

危険な本  問題作と紹介されていた やるだけの表現されているが、なんともエロさや色気を 全く感じない、どこでセックスしたという表示だけ。 内容も全体としては、精神病的なこだわりがあると感じる。中間部分で、オルダス・ハックスリー の書評があったり、共産主義的な、思考の断片があったり...

危険な本  問題作と紹介されていた やるだけの表現されているが、なんともエロさや色気を 全く感じない、どこでセックスしたという表示だけ。 内容も全体としては、精神病的なこだわりがあると感じる。中間部分で、オルダス・ハックスリー の書評があったり、共産主義的な、思考の断片があったり、 最終部では哲学的と感じる表現もある。 ヒッピー様なところがウケるのかもしれない。

Posted byブクログ

2024/03/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読むのに時間がかかった。 ジェルジンスキという分子生物学者とブリュノという高校教師の異母兄弟のちいさいころからの話。 1900年代から2200年代の社会にまで及ぶ。 性的な表現や常識から逸脱していると思われるこういの連続で発売されて避難や攻撃をうけたのも頷ける。 しかし、いかに道徳的に生きても死んでしまえはなんにもならないなと感じた。ミシェルは、白いカナリアがダストシュートに投げ込んだ。どんな形であれ我々も白いカナリアなんだろう。

Posted byブクログ

2024/02/14

人に薦められて手に取る。恐らく自分では選ばない内容。 最初は性的なものも含む衝撃的な描写と、物理学や哲学の難解な文章に頭が混乱しながら、また辟易しながら、何度も挫折し、少しずつ読み進めた。だが次第に登場人物たちの絶望的な哀しみに寄り添うようになり、最後にはページを捲る手がとまらな...

人に薦められて手に取る。恐らく自分では選ばない内容。 最初は性的なものも含む衝撃的な描写と、物理学や哲学の難解な文章に頭が混乱しながら、また辟易しながら、何度も挫折し、少しずつ読み進めた。だが次第に登場人物たちの絶望的な哀しみに寄り添うようになり、最後にはページを捲る手がとまらなくなった。なんとも不思議な、ジェットコースターみたいな小説。面白かった。 でもどうかな、やっぱり好き嫌いがはっきりとわかれる小説なんだろうな。

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2024/02/08

スーパー面白かった!強烈!読んでると鬱々としてくるのに読むのを止められない不思議な魅力を感じるところから少しずつのめり込み、下劣な話や最低な思考がガンガン出てきて不快になりつつも文体の魅力に引き込まれて読む手を止められなくなり、仕舞には愛おしくなって夢中になり、ラストで二人の兄弟...

スーパー面白かった!強烈!読んでると鬱々としてくるのに読むのを止められない不思議な魅力を感じるところから少しずつのめり込み、下劣な話や最低な思考がガンガン出てきて不快になりつつも文体の魅力に引き込まれて読む手を止められなくなり、仕舞には愛おしくなって夢中になり、ラストで二人の兄弟の半生と語られた会話とが全て集約されたSF展開に衝撃を受けた。興奮、感動した。構造も面白い。何度も戻って読み返したりするのは久しぶりだった。何日か共に生きたような長編の醍醐味もあり余韻が凄い。心に残ってる。 ディストピア小説を読みたくて「ある島の可能性」を読もうとしたら先に読んだ方がとおすすめされた経緯なんだけど、何て的確な紹介だったのかと驚いた。 管理社会が生み出される前段階を読めたような、ディストピア小説はだいたい管理社会が成立した後の話なので普通じゃ読めない部分を見れたような興奮があった。いや、SF小説で似た方向のオチになるやつがあるので珍しくないのかもしれないけど理論的に構築されてるところは新鮮だと感じた。 ディストピア小説を漁っていて今のところ「すばらしい新世界」が一番好きなんだけど、ハクスリーの名前が出てきたと思ったら「すばらしい新世界」について兄弟でそれぞれ意見を交わしてて嬉しい驚きがあった。しかもそれも他の思想や討論と同様、オチへ繋がる要素の一つにもなっていて刺激的だった。またいつか読み返したい。素晴らしい傑作だった。

Posted byブクログ