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甘粕大尉 ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2005/02/10 |
JAN | 9784480420398 |
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甘粕大尉
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甘粕大尉
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大杉栄や伊藤野枝を殺し、中国大陸に渡って満洲国を建国し溥儀を傀儡の皇帝に仕立て、満映を作った骨の髄まで軍人で大日本帝国と天皇に身も魂も捧げたこの男には一切の共感も同情もない。大正末期から戦中の暗い時代の流れと大東亜共栄圏を夢見た者たちの野望と挫折をよく知ることができたという点で得...
大杉栄や伊藤野枝を殺し、中国大陸に渡って満洲国を建国し溥儀を傀儡の皇帝に仕立て、満映を作った骨の髄まで軍人で大日本帝国と天皇に身も魂も捧げたこの男には一切の共感も同情もない。大正末期から戦中の暗い時代の流れと大東亜共栄圏を夢見た者たちの野望と挫折をよく知ることができたという点で得るものがあった。
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関東大震災のドサクサ時に、社会主義者であった大杉栄と連れの子供を含めた3人を絞殺したとされる甘粕正彦が、刑期を全う後、フランスから満州へ渡って戦中を過ごした経緯。 初出が昭和49年ということもあり、少々堅苦しくて読みづらいところもあるが、話をひっくり返したりすることもなく、必要...
関東大震災のドサクサ時に、社会主義者であった大杉栄と連れの子供を含めた3人を絞殺したとされる甘粕正彦が、刑期を全う後、フランスから満州へ渡って戦中を過ごした経緯。 初出が昭和49年ということもあり、少々堅苦しくて読みづらいところもあるが、話をひっくり返したりすることもなく、必要位以上に自分の意見を入れることもなく、淡々と経緯を述べている。ドキュメンタリーというよりは、論文であろう。 正直なところ、有名らしい甘粕事件についても知らなかったが、その後の甘粕の満州での活躍というか、暗躍の部分がメインであり、面白いところであろう。映画会社の理事長になってからのエピソードが面白い。 しかし、柳条湖、盧溝橋事件に裏で関わっている部分や、動乱、クーデターを引き起こした部分がもっと読みたかったな。「帝都物語」との共通項などを比べてみると面白いだろう。 「増補版」なる部分は、最初にチョロっと出てくる王希天斬殺事件のことを書いているらしいものの、結局ほとんど関係ないのではないかな。最後にあとがきが何度も出てくるが、言うほどの内容でもなかった。 歴史が苦手な人にも読みやすいし、意外にエンターテインメントとして読める1冊である。
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人造国家 満州の影の支配者といわれた甘粕正彦についての大杉事件から自決するまでの話 物語というよりは当時同じ時代を生きた著者が甘粕正彦という人物を検証した内容 愛国君主を至上の目標にした典型的な日本人
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