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ローマ人の物語(26) 賢帝の世紀 下 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2006/08/28 |
JAN | 9784101181769 |
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ローマ人の物語(26)
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五賢帝と言われた時代物語。内乱を収束させ、自身が高齢であることからその準備を短期間に行い、適切な後継者を選択したネルヴァ(第12代皇帝)。帝国を隅々まで飛び回り、最大版図を築いたトライアヌス。反対に、帝国内にとどまり、内政やインフラ、法体系を充実させたハドリアヌス。慈悲深い皇帝と...
五賢帝と言われた時代物語。内乱を収束させ、自身が高齢であることからその準備を短期間に行い、適切な後継者を選択したネルヴァ(第12代皇帝)。帝国を隅々まで飛び回り、最大版図を築いたトライアヌス。反対に、帝国内にとどまり、内政やインフラ、法体系を充実させたハドリアヌス。慈悲深い皇帝として市民の尊崇を集めたアントニヌス・ピウス。そして哲人皇帝と讃えられ、その著書である「自省録」が2000年後の今でも読まれているマルクス・アウレリウス。もちろんそれぞれの皇帝に闇の部分はあり、ユダヤ人国家の制服と追放が今に至る悲劇の元となっているような事件も。その上で、賢帝と言われる理由があるということ。国家の安全、市民の幸福、平等(今から考えると限定的ではあるが)、税の免除や娯楽の提供、元老院議員や貴族、兵士への対応など、リーダーとして重要な要素が随所に散りばめられている。もしかして最高のリーダー論なのではないだろうか。
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ハドリアヌス帝。なかなか興味深い皇帝だった。ただ、学生の頃に世界史で習った、五賢帝、パクスロマーナのイメージとは違った。やはり、テストのために覚えた用語集の言葉と物語、小説として描かれる当時のローマとではイメージの膨らみ方が違う。ハドリアヌスはその最たる人かなぁと思う。塩野さんは...
ハドリアヌス帝。なかなか興味深い皇帝だった。ただ、学生の頃に世界史で習った、五賢帝、パクスロマーナのイメージとは違った。やはり、テストのために覚えた用語集の言葉と物語、小説として描かれる当時のローマとではイメージの膨らみ方が違う。ハドリアヌスはその最たる人かなぁと思う。塩野さんはあまり良くは書いていないが、嫌いじゃないキャラクターだなぁと思った。五賢帝と一括りにされる意味もなんとなく分かる。1人が欠けてもローマ最大領土は得られなかったし、その維持も平和もあり得なかった。その中でのハドリアヌスの働きぶり、統治ぶりは実にハドリアヌスらしく他の皇帝ではできなかったのだろうなと思った。
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ハドリアヌス帝の治世終盤と、次のアントニヌス・ピウス帝についての巻。 印象に残ったのはローマ帝国におけるユダヤ問題だ。紀元前のポンペイウスから始まりハドリアヌス帝の治世まで、ユダヤ問題の流れがざっくりまとめられていた。ユダヤ教徒とキリスト教徒の不仲にもチラッと触れられていて、こう...
ハドリアヌス帝の治世終盤と、次のアントニヌス・ピウス帝についての巻。 印象に残ったのはローマ帝国におけるユダヤ問題だ。紀元前のポンペイウスから始まりハドリアヌス帝の治世まで、ユダヤ問題の流れがざっくりまとめられていた。ユダヤ教徒とキリスト教徒の不仲にもチラッと触れられていて、こういう歴史的背景があったのかと興味深く読んだ。
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