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朽ちていった命 被曝治療83日間の記録 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
| 発売年月日 | 2006/09/28 |
| JAN | 9784101295510 |

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朽ちていった命
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朽ちていった命
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商品レビュー
4.5
213件のお客様レビュー
放射線の恐怖と人間の尊厳を深く掘り下げた作品で、1999年に発生した東海村の臨界事故における作業員の壮絶な治療記録が描かれています。被曝によって身体が蝕まれ、想像を絶する症状に苦しむ作業員の姿は衝撃的で、医療チームの奮闘が伝わる一方で、作業員やその家族の悲痛な心の叫びも印象に残ります。特に、作業員が発した「おれはモルモットじゃない」という言葉は、彼らの苦しみを象徴するものとして心に響きます。この本を通じて、放射線の破壊力や、原発問題に対する考察が促され、命の尊さや医療の限界について改めて考えさせられる内容となっています。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
私は、事故当時10キロ圏内に住んでいた。 すごく良く晴れた日で、窓を開けて家庭科の授業で縫い物をしていたと思う。 学校から窓を閉めるように言われ、緊急で下校となり、ふざけた男子が「早く帰れてラッキー」とホームルームで言って、当時うちもよりももっと事故現場に近いところに住んでいた担任の先生がそれを怒った。担任の先生の担当は理科、奥さんは妊娠中だった。担任の先生はかなり不安だったと思う。 私の住む地域は原子力関係の職場に勤めている親御さんが多い地域。同級生にも何人かいた。ふざけたことを言う男子に引いていた同級生もいたと思う。 帰宅したら、父が雨戸を閉めて、雨戸がない部屋にはあまり近づかないようと言って、これからどうなるんだろう?と不安になったことを覚えている。 屋内退避が解除になって、10キロ圏内で買い物はしないほうがいいだろうと父が言うので、いつもはなかなか行かない離れたスーパーに買い物に行ったことは覚えている。 家族でよく外食に行っていたお気に入りのレストランが、わりと事故現場の近くだったので、しばらくか足が遠ざかっていたら、いつの間にか潰れてしまっていた。 あのお店のピラフ、大好きだったな。また食べたいな。 あのときは何がなんだかで、やってはいけない方法で仕事をしてミスが起きたということぐらいしかわからなかった。 結婚して全然違う土地に来て、年の離れた人と話すこともあるけど、もう皆JCOの事故なんて知らないだろうなと思う。 そんなとき、ネットでたまたま読んでいた本のオススメ一覧にこちらの本が載ってきた。 事故に関係する本があるんだと初めて知った。 今読んだらまた少し理解できるのかなと思って、手に入りにくそうだったので、図書館で借りてきた。 被爆にあった際に体に起こること、被爆治療の難しさ、どこまで続けたらいいのかという医療従事者の葛藤、手探りで患者のために治療を模索していくが、体に負担がでてしまい患者からモルモットじゃないと言われてしまうこと、今から30年近く前で、当時開発中だったPPIを使ってみたところ(今はもうジェネリック医薬品があります)が印象的だった。 今、同じような事故が起きたら、きっとJCOの事故や東日本大震災のときの原発事故などを踏まえて、もっと対策が練られているのだろうけど、治療は約30年前と比べてどれくらい進歩したのだろう、患者の苦痛をとる方法はもっとマシになったのかなと思った。 事故は起きてはいけないからきちんとマニュアルに沿うこと、起きた場合の想定もきちんと対策が、あのときより練られていて欲しい。
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文字通り命が朽ちていく過程、被爆は目に見えないまま体を蝕んでいく。当初壮健だった大内さんの日毎日毎に悪化していく病状には被曝の恐ろしさが十分な程感じられる。家族の一緒に2000年を迎えようねというセリフが忘れられない。 「おれはモルモットじゃない」 苦痛な延命治療が続き自分が医...
文字通り命が朽ちていく過程、被爆は目に見えないまま体を蝕んでいく。当初壮健だった大内さんの日毎日毎に悪化していく病状には被曝の恐ろしさが十分な程感じられる。家族の一緒に2000年を迎えようねというセリフが忘れられない。 「おれはモルモットじゃない」 苦痛な延命治療が続き自分が医学の対象にされているという意識がある中で出たこの発言は臨界事故の被曝の悲痛さが伝わってくる。 前川医師の延命治療を進めていく中で延命治療を続けるべきか、安楽死を選択する事が本人の為なのか葛藤する姿や大内さんのためではなくて、大内さんのつらさなど何もわからないような人のために、大内さんを生かす手伝いをしてしまった という言葉には考えさせられた。
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「おれはモルモットじゃない」 本書のこの言葉を以前から知っていた。苦しみながら生かされる事に何の意味があるのか。医療側のエゴではないのか。それを考えるために、いつか読まなければいけないと思っていた1冊だった。 読み終えて思ったのは、そこに意味があるかないか、エゴがどうかなんて...
「おれはモルモットじゃない」 本書のこの言葉を以前から知っていた。苦しみながら生かされる事に何の意味があるのか。医療側のエゴではないのか。それを考えるために、いつか読まなければいけないと思っていた1冊だった。 読み終えて思ったのは、そこに意味があるかないか、エゴがどうかなんて、100人いれば100人の答えがあるということ。 ケアにあたった数名の看護師の言葉が記されているが、本当に様々だった。 「いのち」について、大切な人とたくさん価値観を話しておこうと決めた方 「どう生きるか」と同じくらい「どういうふうに死にたいのか」が尊重される世の中であってほしいと願う方 どんな状態でも生きたい、がんばりたいと思うのが人間だから、それに全力で応えたいと語る方 あの治療の意味がいまだにわからずに、自問自答を続ける方 尊厳死という考え方が今ほど浸透していなかった時代のため、スタッフの葛藤はとても大きかったと思う。 医療従事者として最善をつくした方々に敬意を表します。
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