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文庫版 陰摩羅鬼の瑕 講談社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
| 発売年月日 | 2006/09/14 |
| JAN | 9784062754996 |

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文庫版 陰摩羅鬼の瑕
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商品レビュー
3.8
184件のお客様レビュー
シリーズ通して読んで…
シリーズ通して読んできた人には、冒頭で結末が読めてしまう。裏切ってくれと思いながら、あの厚さを読むのは拷問に近かった。
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
なんでも第一部の集大成ともいわれる全作「塗仏の宴」が、オールスター総動員(まさに大宴会)で、そのため、何処に・誰が・何を・何故、状態であったのに対して、 本作は筋はかなり単純化されている。 その上、たぶん一作目「姑獲鳥の夏」の一年後にして、なんとなくそれが連想されるような作品だと思った。 つまり第二部第一作目ともいえる。いえるか。いいたい。 妖しい館で連続殺人という仕立ては、それこそ往年の江戸川乱歩を連想しちゃうなと読む前に考えていたら、なんと横溝正史ご本人が登場なされて! 嬉しかった。 そして嬉しいのは、事件だけでなく人物配置もすっきりしているということ。 だからこそ、お初の伯爵や伊庭の造形というか語り振る舞いが好きになった。 視点人物(私)は、関口、伯爵、伊庭。 で、正直いって誰が真犯人なのかは、はじめっからわかる。 仰天のどんでん返しとかではなく、人の認識の「瑕」を説き現わしていくのが推理パートになるわけだが、ここに悲しさがある。 しかもその悲しさは、個人的に気になっている、監禁から解き放たれた者が、世界の見方を獲得していく類いの話に通じるのだ。 少し前にロルフ・デ・ヒーア監督「悪い子バビー」を見た際に、ヨルゴス・ランティモス監督「籠の中の乙女」、デイヴ・マッカリー監督「ブリグズビー・ベア」を思い出したものだが、小説でもあるものなのだ。 というかある。 ・・・・・「・・・・・・」とか、まあ遡ればアレクサンドル・デュマ・ペール「モンテ・クリスト伯」とか? もっと根源的には、人の認識とは牢獄だという人間観は、プラトンの洞窟にまで遡れるのか。 ともかくものめり込んで読めた。 シリーズの中でもかなり好きなほう。
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少し奇妙で、しっかり謎解きがある、いわゆる本格ミステリでした。 最初から漂う不穏な空気。 どこか間抜けな登場人物。 京極堂が登場してからの、畳み掛けるような解決編。 どれをとっても好みでした。
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