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銀のロバ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 主婦の友社/ |
| 発売年月日 | 2006/09/29 |
| JAN | 9784072497975 |
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銀のロバ
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商品レビュー
4.2
21件のお客様レビュー
中尉さんが、家に帰れたのがよかった。あんなに大事にしたものなのに、ココに銀のロバをあげたのは優しい。毎日自分を元気づけてくれたココへの感謝の気持ちと、自分がいなくなるとさびしくなるココをなぐさめる気持ちだったのかな。 ココがロバを見つけたとき、ココはうれしかっただろうけど、僕もう...
中尉さんが、家に帰れたのがよかった。あんなに大事にしたものなのに、ココに銀のロバをあげたのは優しい。毎日自分を元気づけてくれたココへの感謝の気持ちと、自分がいなくなるとさびしくなるココをなぐさめる気持ちだったのかな。 ココがロバを見つけたとき、ココはうれしかっただろうけど、僕もうれしかった。土の中に埋めたのは、ココにしかわからないメッセージなのも、いいなと思う。 中尉さんが、みんなにしてくれたお話では、さびしくなった。戦争の話は、人をさびしくさせる。ゲームはいいけど、実際の戦いは、かっこいいとは思わない。人が死んでしまうのは怖い。 一番好きなのは、パスカール。妹たちに意地悪しちゃうし、口も悪いけど、しっかりしていてかっこいい。やるときゃやる、って感じがいい。(中2)
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日本ではロバが出てくるお話は然程多くはないと思いますが、ヨーロッパや中東では、愚鈍で愚か者、そして頑固で怠け者の象徴として登場するようです。 しかしロバは粗食に耐え、飼い主に従順な性格で、どのような辛い荷の運搬にも黙々と働いてくれる使役として、古代より人の側にいたそうです。 『 ...
日本ではロバが出てくるお話は然程多くはないと思いますが、ヨーロッパや中東では、愚鈍で愚か者、そして頑固で怠け者の象徴として登場するようです。 しかしロバは粗食に耐え、飼い主に従順な性格で、どのような辛い荷の運搬にも黙々と働いてくれる使役として、古代より人の側にいたそうです。 『 銀のロバ 』では、とても賢い従順なロバの話が4話綴られていました。 時代は第一次世界大戦、フランスの海岸沿いの町に住む10歳のマルセルと8歳のココ姉妹は、森の中で視力を失った兵士が倒れているのを見つけます。 その兵士シェパード・チューイは脱走兵なのですが、姉妹は彼を見つけた事を秘め事として興奮し、二人して彼を助けようと食糧を親に隠れて運びます。 チューイも姉妹の助けたいとの純粋な気持ちに感謝しつつ、徐々に3人は打ち解けていきます。 そしてチューイが大切に持っていた小さな銀製のロバにココは関心を示し、兵士はロバにまつわる話を姉妹に聞かせることになります。
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題名にまず惹かれ、表紙の絵を見て、絶対にこれは読もうと思った。表紙の絵も字も、配色も艶感も、全て見惚れる。 戦場から逃げてきた目が見えなくなった兵士さんを森で見つけた女の子のマルセル。妹のココや兄のパスカールも一緒に、兵士さんを助け、仲良くなり、故郷に帰してあげる計画を練る。 ...
題名にまず惹かれ、表紙の絵を見て、絶対にこれは読もうと思った。表紙の絵も字も、配色も艶感も、全て見惚れる。 戦場から逃げてきた目が見えなくなった兵士さんを森で見つけた女の子のマルセル。妹のココや兄のパスカールも一緒に、兵士さんを助け、仲良くなり、故郷に帰してあげる計画を練る。 兵士さんはとても優しく穏やかで、ポケットに銀のロバのお守りを持っている。時々、子供達にロバにまつわるお話をしてくれる。そのお話には、悲惨な戦争の体験もあった。語られるお話では、動物も人も沢山死ぬ。児童書でこんなに沢山の死をしっかりと書くのは珍しい気もする。でも、それが戦争の実態である。 人を助けるために動物が犠牲になる、という話はよくあり、この本にも出てくる。どうして人のためなら動物が犠牲になっていいという発想になるのかさっぱり理解できないし、しかも、動物も使命感や優しさを持ってそうしているみたいに描く人間のエゴに呆れる。しかし、やはりこの本を読むと、ロバの健気な行動に深く感動してしまう自分がいて、申し訳ない気になる。 訳者のあとがきに、「一見シンプルなストーリーの中に、様々な味わいが隠されている」と書かれていた。読み終わって、何が書かれていたか思い返すと、確かに一つ大きな物ではなく、多岐にわたる色々があり、あまりはっきりと思い出せない。ただ、ロバのおまもりのイメージが心に頭に深く刻まれている。おまもりは、兵士さんが持ったままでいて欲しかったな。
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