人間失格(文庫版) まんがで読破

バラエティ・アートワークス(著者)

• 販売会社／発売会社: イースト・プレス
• 発売年月日: 2007/07/19
• JAN: 9784872578102

商品レビュー

2024/06/20

昔原作の本を読んだことがあったが、言葉遣いが難しいのもあり、あまり理解できていなかったんたなということをこの漫画を読んでわかった。時々こちらが少し驚くほどにこの本を崇拝している人がいる。それは共感からくるものだと思うが、私にはそのあたりがイマイチ理解できないので、葉蔵とは違ったタイプの人間なのだと思う。ただ、私も「人間失格」なのだ。

2023/09/22

とても悲しい話。そして何度読んでもその世界観に引き込まれてしまう
葉蔵のようにかつて自分も意見を言えない、拒否ができない人間だったから気持ちが少しわかった気がする

2020/10/11

読んだ感想はひとことで

「いかにも人間くさい！」

そもそも「人から嫌われること」が異常に怖いというのは、一人では生きていけない幼児期のメンタルだと思う。それを、大人になっても引きずってしまうと、こんな風になってしまうのかもしれない。

決してハッピーエンドではない。
人間失格。
それが、太宰治著者自身の自伝的な作品と聞いてびびる。
才能にあふれる天才の、なんと脆く儚いことか。
正直、自分に才能なんかなくて良かったって思ったりした。良くも悪くも、天才なんていわゆる「外れ値」に過ぎないんだなぁ。

日本の古典文学として知っておきたい。
なんて人にこのシリーズはおすすめ。
だってさ、古典をたとえ話に出せたら、なんとなくカッコよくね？（笑）

いろんな問題提起をするからこそ、長く読み継がれる古典になっている。
それがマンガで小一時間で読めちゃうんだから、いい時代に生まれたもんだなあと思う。