人間失格(文庫版) の商品レビュー

バラエティ・アートワークス(著者)

2024/06/20

昔原作の本を読んだことがあったが、言葉遣いが難しいのもあり、あまり理解できていなかったんたなということをこの漫画を読んでわかった。時々こちらが少し驚くほどにこの本を崇拝している人がいる。それは共感からくるものだと思うが、私にはそのあたりがイマイチ理解できないので、葉蔵とは違ったタイプの人間なのだと思う。ただ、私も「人間失格」なのだ。

2023/09/22

とても悲しい話。そして何度読んでもその世界観に引き込まれてしまう
葉蔵のようにかつて自分も意見を言えない、拒否ができない人間だったから気持ちが少しわかった気がする

2020/10/11

読んだ感想はひとことで

「いかにも人間くさい！」

そもそも「人から嫌われること」が異常に怖いというのは、一人では生きていけない幼児期のメンタルだと思う。それを、大人になっても引きずってしまうと、こんな風になってしまうのかもしれない。

決してハッピーエンドではない。
人間失格。
それが、太宰治著者自身の自伝的な作品と聞いてびびる。
才能にあふれる天才の、なんと脆く儚いことか。
正直、自分に才能なんかなくて良かったって思ったりした。良くも悪くも、天才なんていわゆる「外れ値」に過ぎないんだなぁ。

日本の古典文学として知っておきたい。
なんて人にこのシリーズはおすすめ。
だってさ、古典をたとえ話に出せたら、なんとなくカッコよくね？（笑）

いろんな問題提起をするからこそ、長く読み継がれる古典になっている。
それがマンガで小一時間で読めちゃうんだから、いい時代に生まれたもんだなあと思う。

2019/09/04

悲劇名詞・喜劇名詞とかつまらないところも漫画化。
原作に忠実ではあるが・・・
あと主人公の美青年ぶりは？？？

原作を40年ぶりくらいに再読した後に読む。

2019/01/17

人から言われたことに拒否することができない主人公は自分の意見を言うこともできず、人間を信じることができなくなってしまう。
そして、酒に溺れ女を求め堕落した生活をする。そして、最終的には普通じゃない人と判断されてしまい、自分で人生を終わらせてしまう物語。
人間失格の題名はこういう意味だったのか。太宰の人生を簡単に知ることができた一冊。

2018/10/28

【由来】
・ブラダーの置き土産

【期待したもの】
・
※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

【要約】
・

【ノート】
・

【目次】

2018/08/17

「自分の不幸は　拒否する能力のない者の不幸でした」

拒否することを恐れる一生を送る、下の下の下の男のお話。

ヨシ子とのシーンが印象的。「無垢の信頼心は罪なりや」と書かれているが・・・

2018/08/16

分かっていてもやめられない（これ以上先に行ってはいけないと分かっていても前に進んでしまうホラーの手法と似ている？）というようなところが共感ポイントのかな？　私の場合、そういうときは早めにescapeするので、どうにも共感できず。このシリーズをこのあと引き続き読んでいこうと考えていたけれど、どうにもこの絵の気持ち悪さが看過できず、これ以上は追わないことにする。

2019/04/08

文学は一切興味ないが、マンガでなら有名作品は気になる。アウトライン的に知識は持っておきたい。作詞家が自らの経験から詞を創作するのと同じように、これは太宰治本人の人生から創作したものと推定します。

2017/07/19

この人間失格がまんがで読破シリーズの第1作らしい。
「走れメロス」は読んだ記憶があるけど、「人間失格」はストーリー頭になかったから、読んだことなかったんだな。高校3年間の担任に、太宰が太宰がと毎日のように名前を聞かされていたから、読んだ気になっていたけど。
葉蔵は人間「失格」って言ってしまえば失格だけど、深いよねぇ。
原作脱稿した1か月後に太宰治が入水自殺したわけだけど、そのまま生き続けていたらどういう評価になっていたのかなっていう気もする。