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容疑者Xの献身 探偵ガリレオシリーズ3

東野圭吾(著者)

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商品詳細

内容紹介 福山雅治主演のガリレオシリーズで一躍大人気となった名作!ガリレオシリーズ初の長編、直木賞受賞作。天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、2人を救うため完全犯罪を企てるが、皮肉にも、その謎に挑むのは石神のかつての親友である物理学者の湯川学であった・・・。
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2005/08/27
JAN 9784163238609

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商品レビュー

4.3

969件のお客様レビュー

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2011/02/20

読んで良かった!!

東野圭吾さんの5冊目に読んだ本ですが(「手紙」は6冊目でした。)読み始めは、そうでもなかったのですが、途中から釘付けでした。最後は「凄い、東野圭吾さんて凄い!!」と興奮状態。ガリレオシリーズ初の長編らしいですが、「探偵ガリレオ」と「予知夢」は短編だったからか、私の好みでは無かった...

東野圭吾さんの5冊目に読んだ本ですが(「手紙」は6冊目でした。)読み始めは、そうでもなかったのですが、途中から釘付けでした。最後は「凄い、東野圭吾さんて凄い!!」と興奮状態。ガリレオシリーズ初の長編らしいですが、「探偵ガリレオ」と「予知夢」は短編だったからか、私の好みでは無かったのですが、この長編は読んで良かった。まだ東野圭吾さんの本は6冊しか読んでいないので、まだまだ読めると思うと嬉しいです。

Gerberaママ

2009/12/25

ハマリます

第134回「直木賞」受賞、そして「このミステリーがすごい!」の1位を獲得。天才数学者が愛する人を守るために作ったトリックを、もう一人の天才は解けるのか?冷静な頭脳戦と意外な結末。ハマリます。

yui

2024/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画が好きで、ふと思うところがあって原作を読んでみた。 ・湯川は、キャラ付けのためか映画版は原作とは少し雰囲気が違うのだなと知った。映画版は、素はただの堅物の理屈屋であり、時折見せる物腰柔らかな様子は明らかに外行きの態度で薄気味悪さすら感じさせる。原作では、ロジカルで洞察力がずば抜けていることには変わりないものの、時折圧をかけて他人をコントロールしようとする節はあれど普段のコミュニケーションは常識的で普通の様子だし、なんなら若い時はちょっとチャラついてたのではないかとすら思わせる。 ・花岡靖子のキャラクターも同様、映画版は原作とはやや異なる。 ・何より、これは映画版と同じだが、湯川の自分勝手さ、傲慢さには腹が立つ。何が「僕には耐えられない」だの「彼女に賭けてみようと思う」だよ。勝手に首突っ込んで掻き回した挙句、他人に責任を転嫁するような浅はかな真似しといて、「その頭脳をそんなことに使わねばならなかったのはとても残念だ」「この世に二人といない、僕の好敵手を永遠に失った」とか、その上から目線はなんだ? ・その台詞を受け、石神が"口を真一文字に結び、目を伏せ"、"何かに耐えているようだった"のは、何を思っていたのだろうか。 湯川と全く同じことを苦く思っていたのだろうか?そんなことはあるまい。最早今の彼にとっては、花岡靖子こそが生きる希望であり、紙とペンさえあれば数学の喜びを感じられる。唯一の友人にそんなことを言わせたことが堪えたということなのだろうか。 ・あとは、草薙の不誠実さにも腹が立つ。口では約束を守るなどと言いながら、湯川の出した条件を飲む気などさらさらないことは明白。湯川も湯川で、意志がどうあれ結果的に草薙が実際に捜査を始めなければ約束を守ったことになると捉えているようだが、なんなんだろうこいつら、石神と花岡を使って仲良しごっこか?結局これも、友情と仕事との天秤を、花岡靖子に転嫁してるだけ。その不誠実さよ。この終盤の局面でこれは結構腹立つシーン。 ・美里の自殺未遂に関することが殆ど描かれていないことが気になった。勿論、花岡靖子の最後の行動に影響している重大な出来事である。普通ならば、経緯や感情、母との会話などがもっとしっかり描かれるところだろうに、この言及の少なさは何を意図しているのか。 それまでの描写からも、花岡母娘は基本的に同じ人間性を持っており、かつ娘のほうがより本音を繊細に増幅した感情と行動を表している。つまり、花岡靖子はとても自責の念に耐えられずに出頭したが、それは娘と共鳴したものだ、それはわざわざ描かなくとも自明のことだ、ということなのか。 ・その手前で、湯川が推理を始めたきっかけとして、石神が外見を気にする素振りを見せたことを、花岡への恋心に結びつけたというところ、映画と同じく引っ掛かった。というか、この件に違和感を持って原作を手に取ったという方が正しい。 違和感というのは、石神は、花岡靖子とどうこうなることなど最初から求めていないし、この事件が始まってからは寧ろ自らその道を完全に潰しにかかっている。そんな人間が、恋心から外見を気にしているわけではないはず。実際に石神自身このやり取りでボロを出したとは一切思っていないし、実際にそんな捉え方をされるなど夢にも思っていなかったのだろう。ここに、湯川と石神の決定的な人間の違いがある。 湯川はこの発言を恋愛感情に結びつけた。 しかし当の石神としては恐らく、自分が泣く泣く捨てた研究者の道を謳歌している様子に、若かりし彼の面影が重なったのだろう。この発言の本質は、年齢を重ねて絶望を抱き自殺を試みようとしたことすらある自分や、この先の人生、研究に限られた時間しか割けぬ自分との対比である。湯川は鋭いが、しかしながら浅慮というか、やはり根本的には俗的であったものかと思われる。 ・好きな言葉。他の方も挙げているが、「人は時に、健気に生きているだけで、誰かを救っていることがある」。この言葉を含むこの回想シーンは、美しい言葉に溢れていて何度も読み返したくなる。 ・あとは、石神が生徒の森岡に返す台詞も好きだ。石神は仕方なく教師となったが、それでも嫌々やっつけでこなしているのではなく、彼なりの教師の役割を見出して向き合っている。その姿勢に誠実さを感じた。 ・工藤と石神の対応関係にも着目したい。工藤もやはり花岡靖子を愛しており、誠実で、善人だ。もしもこの殺害現場の第一発見者が工藤だったら、物語はどうなっていただろうか?自首をさせたか、自分が庇おうと/もしくは工作しようとするが失敗するか、はたまた共に逃避行へと進むのか?

Posted by ブクログ

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