- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 文庫
- 1224-15-05
王の二つの身体(下) ちくま学芸文庫
定価 ¥1,870
1,650円 定価より220円(11%)おトク
獲得ポイント15P
残り1点 ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品【送料無料】
店舗到着予定:4/2(木)~4/7(火)
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
4/2(木)~4/7(火)
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2003/05/07 |
| JAN | 9784480087652 |
- 書籍
- 文庫
王の二つの身体(下)
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
王の二つの身体(下)
¥1,650
残り1点
ご注文はお早めに
商品レビュー
3
1件のお客様レビュー
中世ヨーロッパの概念「王の二つの身体」というのは、不可死的でシンボル的な「王」と、生身の可死的な「王」との二つを指している。なるほど、そういう考え方は理解できるし、現在でも通用するのではないか。 しかしこの本では徹底的に「中世ヨーロッパ」に絞って記述されており、中世特有の「へんて...
中世ヨーロッパの概念「王の二つの身体」というのは、不可死的でシンボル的な「王」と、生身の可死的な「王」との二つを指している。なるほど、そういう考え方は理解できるし、現在でも通用するのではないか。 しかしこの本では徹底的に「中世ヨーロッパ」に絞って記述されており、中世特有の「へんてこな論理」が様々な文献から引用されて面白い。 著者の結論としては、この「王の二つの身体」はキリスト教神学に由来する政治哲学概念だということだ。 とはいえ、この「二重の身体」というテーマはなにも中世ヨーロッパに限られたものだとは思えない。身近な日本現代史を見ても、「象徴」である天皇と、「人間宣言」以降の生身の天皇、というふたつを一般国民は理解しているはずだ。 ラカンの「父-の-名」をもじって言うなら、ここには「王-の-名」という象徴界の存在を指摘できるだろう。本書で引用されるシェイクスピアの『リチャード2世』には露骨にこの思想が刻印されている。 思うに、「王」に限らず<名>をもつことによって、存在は2重の生を強いられるのではないか。<名前空間>の虚構性とその強度については、じっくりと考えてみる必要がある。 たとえば「会社」や「国家」といった<名前>も、具体的にどの実体を指しているのか明確ではないけれども、この<名前>を実体としてかんがえるのでなければ、社会は成り立たない。 そう考えてみれば、人類の文化というのは<名前空間>を出現させ、そのネットワークによって社会を組織するということに最大の特徴があると言えるだろう。<名前>の言表と共に王の身体がふたつにわかれ、そこから文化や社会が機能し始めるのである。
Posted by 
