1,800円以上の注文で送料無料
王の二つの身体(下) ちくま学芸文庫
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫
  • 1224-15-05

王の二つの身体(下) ちくま学芸文庫

エルンスト・ハルトヴィヒカントーロヴィチ(著者), 小林公(訳者)

追加する に追加する

王の二つの身体(下) ちくま学芸文庫

1,980円

獲得ポイント18P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2003/05/07
JAN 9784480087652

王の二つの身体(下)

¥1,980

商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

みんなの感想まとめ
  • 王の二つの身体
  • 中世政治哲学
  • キリスト教神学
  • 歴史と現代の対比
  • 社会文化の形成
  • 名前空間の重要性
  • 不可死的シンボルの探求
  • 生身の王の二面性
  • 政治学的視点からの考察
  • 読者に深い理解を促す

中世ヨーロッパの「王の二つの身体」という概念を深く掘り下げた本作は、不可死的なシンボルとしての王と、生身の可死的な王の二面性を探求します。著者は、このテーマがキリスト教神学に根ざした政治哲学であることを示しながら、さまざまな文献から中世特有の論理を引用し、その面白さを引き出しています。また、この二重性は中世に限らず、現代の日本の天皇制にも通じる普遍的なテーマであることを示唆しています。さらに、名を持つことによって存在が二重にされるという考察は、社会や文化の形成における「名前空間」の重要性を浮き彫りにします。政治学や歴史学における影響も大きく、広範な視点から考察することで、読者に深い理解を促します。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2013/07/06

中世ヨーロッパの概念「王の二つの身体」というのは、不可死的でシンボル的な「王」と、生身の可死的な「王」との二つを指している。なるほど、そういう考え方は理解できるし、現在でも通用するのではないか。 しかしこの本では徹底的に「中世ヨーロッパ」に絞って記述されており、中世特有の「へんて...

中世ヨーロッパの概念「王の二つの身体」というのは、不可死的でシンボル的な「王」と、生身の可死的な「王」との二つを指している。なるほど、そういう考え方は理解できるし、現在でも通用するのではないか。 しかしこの本では徹底的に「中世ヨーロッパ」に絞って記述されており、中世特有の「へんてこな論理」が様々な文献から引用されて面白い。 著者の結論としては、この「王の二つの身体」はキリスト教神学に由来する政治哲学概念だということだ。 とはいえ、この「二重の身体」というテーマはなにも中世ヨーロッパに限られたものだとは思えない。身近な日本現代史を見ても、「象徴」である天皇と、「人間宣言」以降の生身の天皇、というふたつを一般国民は理解しているはずだ。 ラカンの「父-の-名」をもじって言うなら、ここには「王-の-名」という象徴界の存在を指摘できるだろう。本書で引用されるシェイクスピアの『リチャード2世』には露骨にこの思想が刻印されている。 思うに、「王」に限らず<名>をもつことによって、存在は2重の生を強いられるのではないか。<名前空間>の虚構性とその強度については、じっくりと考えてみる必要がある。 たとえば「会社」や「国家」といった<名前>も、具体的にどの実体を指しているのか明確ではないけれども、この<名前>を実体としてかんがえるのでなければ、社会は成り立たない。 そう考えてみれば、人類の文化というのは<名前空間>を出現させ、そのネットワークによって社会を組織するということに最大の特徴があると言えるだろう。<名前>の言表と共に王の身体がふたつにわかれ、そこから文化や社会が機能し始めるのである。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品

履歴をすべて削除しました