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真夜中は猫のはじまり ヤング・アダルト文庫
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真夜中は猫のはじまり ヤング・アダルト文庫

飯野真澄【著】

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真夜中は猫のはじまり ヤング・アダルト文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩崎書店/
発売年月日 1992/09/10
JAN 9784265052028

真夜中は猫のはじまり

¥220

商品レビュー

4.8

6件のお客様レビュー

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2020/07/22

図書館のリサイクル本。 タイトルと深き瞳の猫たちの表紙絵に惹かれて。 主人公は中学二年生の女の子、ミユ。 物語は夏休み中の8月の暑い最中、風の吹かない晩から始まる。終わらない宿題や、憧れの先輩の気になる噂話で落ち込んでいたミユは寝付けないでいた。「風は吹きますよ。今夜あたり…」...

図書館のリサイクル本。 タイトルと深き瞳の猫たちの表紙絵に惹かれて。 主人公は中学二年生の女の子、ミユ。 物語は夏休み中の8月の暑い最中、風の吹かない晩から始まる。終わらない宿題や、憧れの先輩の気になる噂話で落ち込んでいたミユは寝付けないでいた。「風は吹きますよ。今夜あたり…」確かに聞こえた声。その夜。本当に強い風が吹いた!…午前零時。窓に映った自分の姿を見たミユは自分が猫になったことを知る…! そこからミユの、昼は人間、夜は猫という生活がはじまる。気に入ったのは猫パート。情景描写が素晴らしく、まるで自分が猫になって外を疾走しているかのような臨場感。 そこで出会う猫たちの個性あふれる姿。ちょっと気障で紳士的でカリスマ性のあるドラクロワ。優しく健気で可愛らしい子猫のミルト。 ミユはドラクロワに恋のような感情を持つのだが、読んでいるオバチャンの私も一緒にポーッとなったくらい素敵(笑) ああ、私も彼と一緒に木の枝の上で…❤ 自分に自信がなかった主人公が恋をして、世界を広げ、自分の「ほんとう」を知り、現実(人間)世界を変えようとしていく姿は頼もしい。 ファンタジーとリアルの境目が曖昧な事で、不思議な魅力が出ているヤングアダルト小説。著者のお姉さんが描いたイラストもすごくいい。 ただ、肉じゃがの肉は猫に食べさせてはいけない。玉ねぎのエキスが染み込んでいるし、味付けが濃いし。 時代ですかね。

Posted by ブクログ

2015/09/22

風は吹きますよ、今夜あたり・・・ ドラクロのボスの声を、今も体が覚えている。 夏の終わり、夜のしっとりとした柔らかな風とともに、自分の中を通り過ぎていった声。あのとき私は本当に、猫たちの光合成を見た。 濃密で輝かしい夜を飛んだ。 今でも飛び立てるだろうか。

Posted by ブクログ

2012/04/22

友人が、中学時代に生き方を変えた本と言っていたので読んでみました。勇気をだすこと、自分に正直に生きること、今の自分の忘れかけたことを思い出させてくれました。マンガにしてもいい作品だと思いました。

Posted by ブクログ

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