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日本幻想文学集成(12) 久生十蘭 海難記
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日本幻想文学集成(12) 久生十蘭 海難記

久生十蘭【著】, 橋本治【編】

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日本幻想文学集成(12) 久生十蘭 海難記

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商品詳細

内容紹介 内容:新残酷物語.母子像.新西遊記.うすゆき抄.奥の海.海難記. 凪の海 橋本治著
販売会社/発売会社 国書刊行会/
発売年月日 1992/03/25
JAN 9784336032225

日本幻想文学集成(12)

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2022/01/02
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久生十蘭 1902.4.6-1957.10.6(函館生、55歳没、食道癌) 「母子像」 昭和27年、16歳の少年は、女装、泥酔、放火で補導されたが、学校の先生はいい子なのだという。少年は、美しい母に首をしめられた、サイパン玉砕の生き残りだった。子供のある日、母を美しいと思い、この母が喜ぶならなんでもする、という少年。「母と息子」の組み合わせで、男性作家によって生まれる小説だと思った。「母と娘」では成り立たない。 編者は橋本治。本集のテーマは「残酷」だという。 「母がどういう人なのか、というのは、”子”の側にだけ意味があって、母の側には、関係のないことなのである。片思いは永遠に美しく、美しくなってしまった片思いは永遠に残酷なままだ、というだけである。」との橋本氏の解説。 「母子像」:昭和29年、ニューヨークの新聞「ヘラルド・トリビューン」主催の国際短編コンクールで1位に なった。日本での初出は昭和28年7月「読売新聞」 筒井康隆にも「母子像」という短編があったが、これとはまるきり違う内容。 1992.3.25初版第1刷 図書館

Posted by ブクログ

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