- 中古
- 書籍
- 文庫
沢木欣一 自選三百句 俳句文庫
定価 ¥854
220円 定価より634円(74%)おトク
獲得ポイント2P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 春陽堂書店/ |
発売年月日 | 1991/11/25 |
JAN | 9784394700197 |
- 書籍
- 文庫
沢木欣一 自選三百句
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
沢木欣一 自選三百句
¥220
在庫なし
商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
「風」を主宰し社会性俳句を提唱した沢木欣一の自選句集。今読むと、社会性よりも的確な写生とリリシズムあふれる抒情が心を打つ。「雪霏々と真昼の電車灯し来る」「豊年や汽車の火の粉の美しき」「菜の花や旅路に古りし紺絣」「南天の実に惨たりし日を憶ふ」「塩田に百日に筋目つけ通し」「七夕竹弔旗...
「風」を主宰し社会性俳句を提唱した沢木欣一の自選句集。今読むと、社会性よりも的確な写生とリリシズムあふれる抒情が心を打つ。「雪霏々と真昼の電車灯し来る」「豊年や汽車の火の粉の美しき」「菜の花や旅路に古りし紺絣」「南天の実に惨たりし日を憶ふ」「塩田に百日に筋目つけ通し」「七夕竹弔旗のごとし原爆地」「万燈のまたたき合ひて春立てり」「流燈の月光をさかのぼりたり」「皇子の墓天の氷柱の垂れにけり」「床下に枯野続けり能舞台」「仏壇を吉野の花に開きゆく」「雀の巣あるらし原爆ドームのなか」「げんげ田に沈みて遍路冥利かな」「緑陰に赤子一粒おかれたり」「白菖蒲風の離れるときゆらぐ」「笛の音の一気に春を呼びにけり」
Posted by
地味だが燻銀の秀句多し。やはり俳句は、短歌とは違い、成熟を要する文学形式であることを再確認。「戦後」が混入する隙が少ない。
Posted by