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牝猫 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2004/09/18 |
JAN | 9784003258514 |
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商品レビュー
3.7
11件のお客様レビュー
自分も猫飼いなので、アランが猫を愛する気持ちはすごく理解できる。 そしてカミーユの気持ちも…。 結局、物語の最初からアランがカミーユのことをそれ程愛していないというのがわかっていたし、そういうのを感じ取ったカミーユのほうはますますアランの愛を得ようと執着してしまう、そしてアランの...
自分も猫飼いなので、アランが猫を愛する気持ちはすごく理解できる。 そしてカミーユの気持ちも…。 結局、物語の最初からアランがカミーユのことをそれ程愛していないというのがわかっていたし、そういうのを感じ取ったカミーユのほうはますますアランの愛を得ようと執着してしまう、そしてアランの愛情を独り占めしている猫を憎むようになってしまうという展開はわかりすぎる。 そして、時代なのかうっすらと女性蔑視の風潮も見え、なんだかねという感じ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
青い麦以来だったけど、やはりこの作家とても良い。サガンといい、コレットといい、フランスの女流作家の小説をとても好んでいる。このお二方はいずれ全作読めればいいなあ。いずれも恋愛小説なのだが、書かれている言葉がすっと入ってくる。 あとこの「牝猫」という小説でいえば、決定的な決裂を起こした男女がふたりで花火を見る場面がとんでもなくよかった。そこまでの過程もいいんだよなあ。夫婦の仲がうまくいかない、という話なのに、どっち側にもつかせない感じが、この小説の距離感の取らせ方の上手さだとも思う。
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60年代に映画になった。 猫好きの青年が結婚して破綻するという物語。 犬だったらよかったのかもしれない。 猫とはねえ。しかも牝猫。 好きが徹底すれば、何かと悶着が起こる。 それでなくても結婚は異なる二人が折り合うのだ。 自由と協調性、個人主義の矛盾。 最近の非婚化...
60年代に映画になった。 猫好きの青年が結婚して破綻するという物語。 犬だったらよかったのかもしれない。 猫とはねえ。しかも牝猫。 好きが徹底すれば、何かと悶着が起こる。 それでなくても結婚は異なる二人が折り合うのだ。 自由と協調性、個人主義の矛盾。 最近の非婚化傾向。日本、やっとここまで来たか!(笑)
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