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幽霊刑事
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2000/05/30 |
JAN | 9784061821224 |
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幽霊刑事
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商品レビュー
4.1
23件のお客様レビュー
2000年の、ノンシリーズの有栖川有栖作品。 元々は、1998年に上演された推理劇のために原作として提供した物語だそう。 そのためか、セリフの掛け合いが多い良質なコントのような印象でした。 上司に射殺された刑事が、自身が殺された事件が解決できないことで成仏できず幽霊となり、その...
2000年の、ノンシリーズの有栖川有栖作品。 元々は、1998年に上演された推理劇のために原作として提供した物語だそう。 そのためか、セリフの掛け合いが多い良質なコントのような印象でした。 上司に射殺された刑事が、自身が殺された事件が解決できないことで成仏できず幽霊となり、その姿と声はイタコ家系の元後輩刑事にしか見聞きできない、というシチュエーションが終始続きます。 現世への心残りとして、元同僚で婚約者だった女性刑事への届かぬ愛が、切なさを加味しています。 結末は、推理劇としてのカタルシスは物足りなさがありましたが、ラブストーリーとしては切なさに泣かされました。
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ラスト、切なかった。 主人公が亡くなっていて、フィアンセがいる時点で読めるんだけど、やっぱり泣けた。 話は聞けて、姿も見えて、香りも感じるのに自分の存在をアピール出来ないというのはホントに辛いものなのかもね。 須磨子の子どもの頃のUFOを見た話は、身に染みる思いでした。 何気な...
ラスト、切なかった。 主人公が亡くなっていて、フィアンセがいる時点で読めるんだけど、やっぱり泣けた。 話は聞けて、姿も見えて、香りも感じるのに自分の存在をアピール出来ないというのはホントに辛いものなのかもね。 須磨子の子どもの頃のUFOを見た話は、身に染みる思いでした。 何気なく過ごしている毎日というものは、実はかけがえのない日比だったんだね。 『日常』でも笹原君が言ってましたし(笑)。 私も幽霊に「お前の生活、幽霊と一緒だよ。替わってよ」 なんて言われない様に、心を改めなきゃと思いました。 因みに、今回も犯人当てられず。 名探偵には程遠い(笑)。 (2013/1/14 読了)
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初めての有栖川さん。名前は何度か聞いておりました。ほほう、という印象を受けました。幽霊というものにもしもなったら、の感覚的なリアルな描写が上手いなぁ、と感銘を受けました。こういうリアルティがいいんだろうなぁ、と思いつつ読み進めていくとしっかりと推理物でもあり、早川という登場人物の...
初めての有栖川さん。名前は何度か聞いておりました。ほほう、という印象を受けました。幽霊というものにもしもなったら、の感覚的なリアルな描写が上手いなぁ、と感銘を受けました。こういうリアルティがいいんだろうなぁ、と思いつつ読み進めていくとしっかりと推理物でもあり、早川という登場人物の良さがあり。そして、最後に数ページの全てを読み終えた人ならばとても美しく映える空白。あえて評価しないにしているのは今回が初で、そしてこの作者の小説を読んだ限りでは、この作品以上の物がきっとたくさんあるんじゃないかと思わされたためです。底力、という何か直観的なものを私が感じる作品でした。そう言う意味で、今回は初というわけで評価はしません。今後また、有栖川さんを読みたいと思います^^
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