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800番への旅 岩波少年文庫061
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800番への旅 岩波少年文庫061

E.L.カニグズバーグ(著者), 小島希里(訳者)

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800番への旅 岩波少年文庫061

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/
発売年月日 2000/09/18
JAN 9784001140613

800番への旅

¥220

商品レビュー

3.3

12件のお客様レビュー

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2022/04/28

ウッディ父さん。なんて大きな愛なんだろう。主人公は父さんと行動をともにすることで、自ら様々な発見をし、反省をし、そして、自分の本当の出自を知る。 しかし、よくぞラクダで商売をしている人のさまをここまで見事に描けるものだ。舌を巻く。 タイトルの「800番」がそういう意味だったと...

ウッディ父さん。なんて大きな愛なんだろう。主人公は父さんと行動をともにすることで、自ら様々な発見をし、反省をし、そして、自分の本当の出自を知る。 しかし、よくぞラクダで商売をしている人のさまをここまで見事に描けるものだ。舌を巻く。 タイトルの「800番」がそういう意味だったとは!

Posted by ブクログ

2022/04/03

自分として生きていく。 マックスは母親が富豪と結婚して新婚旅行に行くので、離婚した父親と夏休みを過ごすことになった。父親はラクダを連れてトレーラーで興行をしながら暮らしている。これからの生活への想いと父親との生活への不満を抱えたマックスが道中で出会ったのは——。 周りから浮き...

自分として生きていく。 マックスは母親が富豪と結婚して新婚旅行に行くので、離婚した父親と夏休みを過ごすことになった。父親はラクダを連れてトレーラーで興行をしながら暮らしている。これからの生活への想いと父親との生活への不満を抱えたマックスが道中で出会ったのは——。 周りから浮きたくない。見下されたくない。そのために進学先のブレザーを着て、母親の再婚相手に連れて行かれた豪華なレストランの話をする。しかし父親には不発で、知り合ったサブリナはどうやら行く先々でまったく架空の人物になりすましている様子。大物歌手のトリーナは、実は名付け親でどうやら昔の父母を知っているらしい。 自分が誰なのか、わかっているだろうか。自分のふりをしているのかもしれない。誰かのふりをすることは決して間違いではない。何かを演じることで自由になれることもある。ウッディが演じていたもの。それを受け入れてマックスは残りの夏休みを過ごす。 外国からの旅人のように、違う習慣を見守れる人になりたい。

Posted by ブクログ

2022/01/29

再婚する母親が新婚旅行に行っている間、12才の少年マックスは「ラクダ使い」の父親のところで過ごすことになった。 マックスは、もうすぐ始まるはずの、社会的にも経済的にも恵まれている母親の再婚相手に合わせた生活…名門私立校の生徒となって…に慣れておかなくちゃ!と思って過ごしている。「...

再婚する母親が新婚旅行に行っている間、12才の少年マックスは「ラクダ使い」の父親のところで過ごすことになった。 マックスは、もうすぐ始まるはずの、社会的にも経済的にも恵まれている母親の再婚相手に合わせた生活…名門私立校の生徒となって…に慣れておかなくちゃ!と思って過ごしている。「ぼくが慣れておくはずだったのはファーストクラスの暮らしだっていうこと。」 ラクダ使いの父親ウッディーは「のびのびできると思うのか?」 旅回りのあいだにマックスは個性的な人々と出会う。ウッディーはみんなに好かれていて、ウッディーもみんなが好き。それは、お互いに助け合い信頼しあっているから。 そんな中に身を置いているうちに、マックスの価値観もじわじわと変わっていく、、 「仮面」というのも、この本のテーマのひとつですが、ウッディーにも仮面があったということを知って、マックスは大きな愛情を感じることになる!

Posted by ブクログ

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