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氷川清話 講談社学術文庫1463
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氷川清話 講談社学術文庫1463

勝海舟(著者), 江藤淳(編者), 松浦玲(編者)

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氷川清話 講談社学術文庫1463

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2000/12/11
JAN 9784061594630

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商品レビュー

4.1

58件のお客様レビュー

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2010/05/28

幕末期に日本の運命を…

幕末期に日本の運命を左右する程の役割を果たした勝海舟の談話集。これを読むことで、如何に現代日本の政治家連中のほとんどが利己的で党閥政治の中での保身しか考えていないかが再認識させられる。政治を掌る者には元来、公に対する奉仕の精神が必要で、我欲があっては勤まらない職務であると考えてい...

幕末期に日本の運命を左右する程の役割を果たした勝海舟の談話集。これを読むことで、如何に現代日本の政治家連中のほとんどが利己的で党閥政治の中での保身しか考えていないかが再認識させられる。政治を掌る者には元来、公に対する奉仕の精神が必要で、我欲があっては勤まらない職務であると考えているが、日本の政治家・官僚もこの書を座右の書として、自らの腐敗・馴れ合い・臆病に歯止めを掛けて欲しいものである。

文庫OFF

2010/05/28

明治時代に書かれた書…

明治時代に書かれた書物だが、口語調のためとても読みやすい。歴史上の人物について実際に会った感想を述べているので、とても真実味があり面白い。リーダー論としても読める。

文庫OFF

2025/06/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

勝海舟の自伝とも言えるこの本、 氷川清話は彼の記憶違いが少々あるが、その文を説明してくれるので、混乱せずに済む。 「風雲児たち」で勝海舟の前半生は知っていたのだが、その部分が出てくるたびに、みなもと太郎さんは、しっかりと資料として読んでいたのだなと実感した。 勝海舟の話で、私が最も好きな話は、 本書282Pに書いてある、 俺が初めて亜米利加へいつて帰朝した時に、御老中から「其方は一種の眼光を具へた人物であるから、定めて異国へ渡りてから、何か眼をつけたことがあらう。詳かに言上せよ」とのことであった。そこでおれは、『人間のする事は、古今東西同じもので、亜米利加とて別にかはつたことはありません』と返答した。ところが「左様でもあるまい、何か、かはつたことがあるだらう」といつて、再三再四問はれるから、おれも、『左様、少しに眼に付きましたのは、亜米利加では、政府でも民間でも、およそ人の上に立つものは、みなその地位相応に怜悧で御座います。この点ばかりは、全く我国と反対のやうに思ひまする』と言つたら、御老中が目を丸くして、「この無礼もの、扣へ居らう」と叱つたつけ。ハ、、、。 というお話です、要約すると、 老中(安藤信正や、久世広周ら)が「アメリカへ行ってみて、何か気づいたことはあっただろう?事細かに言ってくれ」と言われ、勝海舟は『人間のすることは、どこでも同じで、何も変わりません』と言ったものの、老中は、「そうでもないであろう、何かあるのだろう?」ともう一度言ったため、勝海舟は『アメリカでは、身分の高い方々は皆様、それ相応に頭の言い人たちでした、この点ばかりが我が国と違っていました」と言った。 なぜ勝海舟は、このような死罪にもなっておかしくない発言をしたのか、 それは老中達の質問に苛立ちを覚えたからではないのか。 例えば、老中達の質問は「天守閣より高い建物が林立しているというのは本当か」、「アメリカに本当に武士は居ないのか」、なぜ牛や豚を平気で食べるのか」などであったという。 幕府はこの勝海舟の発言で死罪にしては、天下にこの発言が晒されるということで、何も起きずに、勝海舟は生き延びました。 このようなエピソードなどが様々あり、本の後半には当時の評論や、身の回りの人物を彼の視点から説明してくれるような感じになっています。 皆様、一度は読んでみるべきだと思います、素晴らしい本でした。

Posted by ブクログ