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国際政治とは何か 地球社会における人間と秩序 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社/ |
発売年月日 | 2003/03/25 |
JAN | 9784121016867 |
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国際政治とは何か
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商品レビュー
3.9
26件のお客様レビュー
国際政治を安全保障・…
国際政治を安全保障・政治経済・価値意識の3つの視点からバランスよく論じる。吉野作造賞受賞作。文献案内なども充実していて、教科書的にも使える本です。
文庫OFF
国際政治に対して基本的に保守的な視点に立ちつつ、安全保障、政治経済、価値文化の観点から論じている。 主権や軍事力の意義など、基本的ながら改めて気付かされたこともあった。 今日の国際社会の出来事を考えながら、多々気づきを得つつ読み進められた。名著。
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著者は、「国際政治」を3つの位相で捉える。すなわち、「現にある秩序としての主権国家体制と、可能な秩序としての国際共同体と、理念としての世界市民主義」である(p. 266)。 そして、これらの理念系を軸として、安全保障、政治経済、として価値意識の分析を行う。極めて幅広いイシューを扱いながらも、そうした問題への対処には、あくまでも主権国家体制の確立が肝要と解く。著者のスタンスとしては、リアリズム、それも穏当な古典的リアリズムと言ってもよいだろう。 内戦や地域紛争であったり、あるいはグローバル化の萌芽であったりと、出版当時(2003年)の時代状況が反映されている箇所も認められる。一方で、主権国家体制に重きを置こうとする姿勢は、十分現代にも通ずるものであろう。 また、序章及び各章において、古代、そして近代の政治思想を参照している箇所が多い。西洋政治をより深く学ばなければと感じた。特に、精神的・内面的な「ギリシャ的なもの」と、普遍主義的・技術的な「ローマ的」なもの、という対比は、目から鱗であった。 「古代の政治のあり方が今日の我々に示唆を与え続けるのも、現在を見るときに我々はさまざまな介在物に目を奪われがちなのに対して、古代の政治はより単純で、それゆえに政治の本質を直接に映し出しているからではないだろうか」(p. 214)と著者は指摘する。 主権国家体制を軸としながらも、あくまでも人間の営みとして捉えるという国際政治観については、是非結章を参照されたい。
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