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慰安婦と戦場の性 新潮選書
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慰安婦と戦場の性 新潮選書

秦郁彦(著者)

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慰安婦と戦場の性 新潮選書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 1999/06/01
JAN 9784106005657

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慰安婦と戦場の性

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商品レビュー

4

12件のお客様レビュー

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2019/02/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

慰安婦問題が未だに解決されていない。日本も朝鮮も自分の立場ばかり言って議論が進まない。戦争中に何が行われていたのか、資料を出し合って解決的な議論をすべきだと思う。 そんな時、この本は役に立つと思う。韓国の人も従軍慰安婦像を建てることだけでなく、この史料発掘の方も熱心に行えば状況も変化すると思うのだが。

Posted by ブクログ

2017/02/21

 近代以前の性風俗から現代を考えようとするときに、どうしても立ちはだかるのがこの「戦時下の性」であるわけで。  研究者のどなたかが言っておられたが近代以降の性風俗というのはややこしくて興味がわかないという指摘があったように、確かにこの戦時下の性はあまりにも周辺事項が多すぎて、純粋...

 近代以前の性風俗から現代を考えようとするときに、どうしても立ちはだかるのがこの「戦時下の性」であるわけで。  研究者のどなたかが言っておられたが近代以降の性風俗というのはややこしくて興味がわかないという指摘があったように、確かにこの戦時下の性はあまりにも周辺事項が多すぎて、純粋な考察が難しいだろうなという印象である。  それこそ太平洋戦争となるといまだに生存者はいるわけだし、あるいは加害者被害者ともに暗い経験を持つ人もいるだろう。従軍経験者がほぼいなくなるだろう20年30年後となるとわからないが、現時点ではまだまだ熱を帯びているテーマでもある。  筆者は極力中立な立場で、公的な資料や裏づけの取れる証言から事実を汲み取ろうとしているように見える。それゆえに信憑性が高いような気もするし、一方で正確な証言ができなければ考慮できないという姿勢は冷酷なようにも感じられる(司法ベースで考えればやむをえないとも思うけれど)。  昭和初期なら、平時ですら女性蔑視の風潮はまだ強かったし、非常時である戦時下においてそれが悪辣かつ巧緻に長けた形で表出することもあっただろう。日本軍が組織的、公的に慰安婦を徴発することはなかったとしても、軍の関与をほのめかす業者はいただろうし、それゆえに「日本軍に騙された、連行された」と記憶している人だっているだろう。  今に生きる私にとっては結局「だろう」の集合体でしかないのだが、こうした資料を誰かがまとめて、轟々とした非難を浴びつつもその先に残る「検証された記録」を残していくことは、ある意味戦後を生きる私達の責任であるのかもしれない。  最近読んだ別の本の感想にも書いたが、いま養成すべきは「語り部」よりも「聞き手」の方である。

Posted by ブクログ

2014/08/29

基本書としてとても良く出来ていると思う。しかしそこはかとなく漂う、オヤジ臭が…どんなヤリマンでも売春が平気かどうかは全く別問題だよ。あと、このこじれまくった現状を思うと、もう…柳美里の文章が何度かひかれていて、これが私の心情には一番フィットしたので、読んでみたい。

Posted by ブクログ

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