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台北ストーリー 新しい台湾の文学
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商品詳細
| 内容紹介 | 内容:ノクタ-ン 張系国著 山口守訳. 記憶のなかで 朱天心著 三木直大訳. 将軍の記念碑 張大春著 三木直大訳. 総統の自動販売機 黄凡著 渡辺浩平訳. エデンはもはや 朱天文著 池上貞子訳. 奇跡の台湾 平路著 池上貞子訳. 最後の夜 白先勇著 山口守訳 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 国書刊行会/ |
| 発売年月日 | 1999/06/18 |
| JAN | 9784336041326 |
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台北ストーリー
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商品レビュー
4
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※このレビューにはネタバレを含みます
1999年発行だから、その頃の台湾作家のアンソロジー。帳大春の作品(『将軍の記念碑』)が読んでみたく、図書館で借りたのだが、他の作品も非常に面白かったので、購入した。なおエドワード・ヤン監督の名作『台北ストーリー』とは関係は全くない。 『総統の自動販売機』は冒頭、「一夜のうちに、地面から多種多様な自動販売機がたち現れた。」という一文で始まる。SFではなく、台北のだらしない男と女の話。 『エデンはもはや』は自殺してしまった女優の話だが、加速度的に引き込まれていく。「この火はなぜあたしを焼いてくれないのだろう」。 アンソロジーのラストを飾るのは白先勇『最後の夜』。台北のベテランのホステスの話。彼女が引退する、最後の夜、を描いた作品。何層にも描かれた主人公の心。
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台北という都市を舞台にした様々な世代の日常や生き方の物語集めた短編集。どの物語も台北に住む人々の、台湾ならではの世代格差や世代感覚、アイデンティティの問題が背景となっていて、都市部に住む人々の空気感が伝わってくる。 一番最初の「ノクターン」では、体感時間を操作できる機械で時間の売...
台北という都市を舞台にした様々な世代の日常や生き方の物語集めた短編集。どの物語も台北に住む人々の、台湾ならではの世代格差や世代感覚、アイデンティティの問題が背景となっていて、都市部に住む人々の空気感が伝わってくる。 一番最初の「ノクターン」では、体感時間を操作できる機械で時間の売買をするという設定となっていたり、「将軍の記念碑」では、主人公の将軍が自由にタイムリープできたりと、SFやファンタジーの要素の入った物語あり、単純にストーリーとしても楽しめるものもあり面白い。 特に面白かったのは、「総統の自動販売機」だった。美容院で髪の毛を洗ってもらうため、仕事をサボっていたことが理由でリストラされた男が、自動販売機に魅せられて、自販機ビジネスを始めるという物語。短絡的で、アホだけどどこか憎めない男の性格と、お金を稼ぐことに対する強かさが好きだった。 物語の背景には、中華民国総統の退任を求めるデモ活動が起こっているといった政治的な社会背景がある。自販機のイメージアップに総統の写真を使っていた男は、そうした政治の動きに翻弄されることになる。けれども、総統が退陣し、広告戦略に使えないとなった途端、写真をマドンナに張り替えようというところに、商売人としての強かさがある。 都市化を経て、経済成長を果たした台北という都市を舞台に、そこに暮らす人たちの生活の変化の一端が伝わってきた。そこには、日本の都市にも通じるものもありつつ、台湾ならではの空気感もある。 台湾に暮らす人々の歴史の変化を知りたい人におすすめだ。
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短編集。日本を意識した作品でなくとも、自然と日本の「モノ」が登場する。年を舞台にすると、雰囲気というのは共通になるのかな。興味深い。
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