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ゼウスガーデン衰亡史 ハルキ文庫
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ゼウスガーデン衰亡史 ハルキ文庫

小林恭二(著者)

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ゼウスガーデン衰亡史 ハルキ文庫

定価 ¥1,047

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川春樹事務所
発売年月日 1999/11/18
JAN 9784894565890

ゼウスガーデン衰亡史

¥990

商品レビュー

3.6

5件のお客様レビュー

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2015/08/07

読むのが苦痛だった。。。感情移入できる人物もいないし、起こることは荒唐無稽だし、描写が歴史書っぽいし。。。

Posted by ブクログ

2012/08/21

東京・下高井戸に造られた、 アミューズメントパークを巡る、 皮肉で壮大な偽歴史物語。 大人向けの快楽を追求したアトラクションは、兎に角振り切れている。 自分の顔がどんどん変形して、自殺や同性愛を体験できるアトラクションや、巧妙な心理作戦によって、最後は発狂するまで追い詰められる...

東京・下高井戸に造られた、 アミューズメントパークを巡る、 皮肉で壮大な偽歴史物語。 大人向けの快楽を追求したアトラクションは、兎に角振り切れている。 自分の顔がどんどん変形して、自殺や同性愛を体験できるアトラクションや、巧妙な心理作戦によって、最後は発狂するまで追い詰められるホラーアトラクション。 個性豊かでニヒル、あるいは芸術に取り憑かれたアトラクションデザイナーたちが生まれ、アトラクションを生み出し、スターになり、時代を彩る。 私利私欲にまみれた政治家たちが危うげにそれらを運営する。 その中にも、時折カリスマや覇者が現れ、パワーバランスが変化する。 まさに民主主義の成り立ちの経緯と、衰亡を、アミューズメントパークという、エンターテイメントでキッチュな舞台で描くという究極の皮肉。 そんな狂った世界で起きるエピソードは、あまりにもリアル。 今この瞬間にも社会や地域のコミュニティや、友人知人、TVのニュースの中などで、頻繁に目にするような、ごくありふれた出来事ばかり。 (それは、政治的なことから、恋愛に至ることまで)。 なのに、現実の日本とは似ても似つかない「日本」がこの本の中に存在する。 壮大で、イテリジェンスで、大真面目なブラックジョークを、延々と聞いたような気分。 ちょっと長い。

Posted by ブクログ

2012/03/06

壮大な法螺話。500ページあるが、すいすい読める。アトラクション・イベントの紹介という形をとりながら、著者の奇想を次々と披瀝しつつ、「快楽」について哲学する。比較するのは適当でないかもしれないが、乱歩の『パノラマ島奇談』を思い出した。『ゼウスガーデン』の方がクールだが、『パノラマ...

壮大な法螺話。500ページあるが、すいすい読める。アトラクション・イベントの紹介という形をとりながら、著者の奇想を次々と披瀝しつつ、「快楽」について哲学する。比較するのは適当でないかもしれないが、乱歩の『パノラマ島奇談』を思い出した。『ゼウスガーデン』の方がクールだが、『パノラマ島』の方がねっとりして印象的だ。それぞれの作品が背景としている時代が違うからだろうが。

Posted by ブクログ

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