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倚りかからず
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倚りかからず

茨木のり子(著者)

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倚りかからず

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 1999/10/07
JAN 9784480803504

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商品レビュー

4.5

34件のお客様レビュー

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2026/09/17

『しぶとい十人の本屋』で旅に同行する編集者さんの話に出てきた本。そんなに良いのか、と興味が湧いた。図書館で短歌の棚を見ていたら、この本の背表紙が「ここよ」と光るように目に入ってきたのでそのまま借りてきた。 ◼️知らなかったことば ・峨峨たる 山や岩石などが険しくそびえ立っている...

『しぶとい十人の本屋』で旅に同行する編集者さんの話に出てきた本。そんなに良いのか、と興味が湧いた。図書館で短歌の棚を見ていたら、この本の背表紙が「ここよ」と光るように目に入ってきたのでそのまま借りてきた。 ◼️知らなかったことば ・峨峨たる 山や岩石などが険しくそびえ立っているさま。 ・白皚皚 霜や雪などのきわめて白いさま。 ・清冽 水などが清らかに澄んで冷たいこと。 ・オンドル 朝鮮半島の伝統的な家屋で採用された暖房装置。床下に設けた坑道を通じて竈の煙を巡らせる床暖房の仕組み。 ・枯れ木も山の賑わい つまらないものでも、ないよりはましであることのたとえ。 ・またなく(又無し)  二つとない。これにまさるものはない。またとない。たぐいない。 ・慰藉(いしゃ) 苦しみなどを慰め助けること。なぐさめいたわること。なぐさめ。 ◼️好きになった詩 ・お休みどころ 昔、他人にも施される温かさとゆるやかに流れていた時間。今は失われつつあるもの。ある晩秋、早朝のホームにて駅長さんが大きな薬缶で振舞ってくれた熱い渋茶。 ・時代おくれ 「はたから見れば嘲笑の時代おくれ けれど進んで選びとった時代おくれ もっともっと遅れたい」。 ・倚りかからず 「もはや できあいの思想には倚りかかりたくない もはや できあいの宗教には倚りかかりたくない もはや できあいの学問には倚りかかりたくない もはや いかなる権威にも倚りかかりたくない ながく生きて 心底学んだのはそれぐらい じぶんの耳目 じぶんの二本足のみで立っていて なに不都合のことやある 倚りかかるとすれば それは 椅子の背もたれだけ」  格好いい。こんな風に言えるようになれたら。 ・マザー・テレサの瞳 「愛しているという一語の錨のような重たさ 自分を無にすることができれば かくも豊穣なものがなだれこむのか さらに無限に豊穣なものを溢れさせることができるのか こちらは逆立ちしてもできっこないので 呆然となる」「外科手術の必要な者に ただ繃帯を巻いて歩いただけと批判する人は 知らないのだ 瀕死の病人をただ撫でさするだけの 慰藉の意味を 死にゆくひとのかたわらにただ寄り添って 手を握りつづけることの意味を」 逆立ちしてもできないほどのことをする立派な人の行為をまなざすこと。

Posted by ブクログ

2026/06/19

気に入った詩  ◯ 時代おくれ  ◯ 倚りかからず  ◯ 笑う能力  ◯ ピカソのぎょろ目  ◯ 苦しみの日々 哀しみの日々  ◯ 水の星  ◯ ある一行

Posted by ブクログ

2026/06/02

## 茨木のり子さんの詩はどれも難しい言葉は少ないが、しかし深いことを表している。 この本の中では特に題名にもなっている『倚りかからず』が好きだ。 何にも倚りかかりたくないという茨木さん。 それは拒否というよりは、自戒の意味を込めているような気もする。 何にも頼らず、...

## 茨木のり子さんの詩はどれも難しい言葉は少ないが、しかし深いことを表している。 この本の中では特に題名にもなっている『倚りかからず』が好きだ。 何にも倚りかかりたくないという茨木さん。 それは拒否というよりは、自戒の意味を込めているような気もする。 何にも頼らず、自分の感受性や精神を大切にして生きること。 実はそれはなかなか大変なことだ。 人間、知らず知らずのうちに誰かに影響されて生きている。 何かに頼り、寄りかかって生きている。 それをやらないというのは大変なことだが、だからこそそうしている人を見て憧れたりするんだろう。 特に茨木さんはこの中で「できあいの」と言っている。 信念がなく薄っぺらいのに世の中に蔓延っているような何かに巻き込まれずに、自分の頭で考えて、自分の脚で立ちたいという決意というような感じだろうか。 現代は特に情報が洪水のように溢れて流れているから、よりこんな意識を大切にして生きなければ流されてしまうだろう。

Posted by ブクログ

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