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軍事学入門
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | かや書房 |
発売年月日 | 1999/06/14 |
JAN | 9784906124374 |
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4.4
15件のお客様レビュー
軍事力が持つ様々な役割や歴史的な推移、陸上・海上・航空戦力と作戦、情報やミサイルなど現代の各種戦力の解説などが書かれている。軍事力の国際的な役割や、抑止の為の戦略などが分かり、おもしろい。 本書は6章構成になっている。 第一章 理論(軍事力とはなにか) 第一節 軍事力の概...
軍事力が持つ様々な役割や歴史的な推移、陸上・海上・航空戦力と作戦、情報やミサイルなど現代の各種戦力の解説などが書かれている。軍事力の国際的な役割や、抑止の為の戦略などが分かり、おもしろい。 本書は6章構成になっている。 第一章 理論(軍事力とはなにか) 第一節 軍事力の概念 / 第二節 軍事力と外交 / 第三節 国際法と軍事力 / 第四節 リーダーシップ 第二章 軍事力の歴史的研究 第一節 軍事史 / 第二節 軍事力の変遷と意義 / 第三節 戦略・戦術概念の体系化の軌跡と趨勢 第三章 現代軍事力の様態 第一節 現代の陸上戦力 / 第二節 現代の海上戦力 / 第三節 現代の航空戦力 / 第四節 統連合作戦 第四章 現代の各種戦の様態 第一節 指揮統制組織と戦争 / 第二節 ミサイル戦 / 第三節 電子戦 / 第四節 NBC戦 / 第五節 平和維持活動 第五章 後方支援と軍事力 第六章 科学技術と軍事力 > 軍事力は戦時における破壊力として使用されるだけでなく、平和時にも、緊張が次第に高まる準戦時においても、また戦争事態が収束した後の平和回復・維持にも広く利用される。(軍事力の機能 p.19) 冒頭から軍事力の用途や要素、軍事に関する国際法の解説などが展開される。武器を使用できるかの指針を与えるROE(Rules of Engagement)や「軍事力の限定使用」の概念は興味深い。 > ROEは、いつ、どこで、誰に対して、どのように軍事力を使用できるかに答えるものである。...自国が「軍事力を限定使用」することはなくとも、諸外国では外交交渉の一つとして「軍事力を限定使用」は十分あり得るのである。(軍事力と外交 p.44,47) 歴史的研究では、抑止としての核兵器の説明がされている。 > 核兵器の出現による人類滅亡を招く全面核戦争を回避するため、「戦争(戦勝)のための戦略」に加えて、「抑止のための戦略」が生まれた。抑止には戦略核戦力による制裁的抑止、在来戦力を主とする拒否的抑止がある。(戦略・戦術概念の体系化の軌跡と趨勢 p.132) 陸上・海上・航空戦力の解説では、比較的詳しく各戦力の要素が説明されていて、これも興味深い。 指揮系統に関する記述では、C4Iがおもしろいと感じた。 > C4Iシステムは、人間にたとえれば頭脳と神経および目、耳、鼻、舌、皮膚にあたる。...C4Iシステムはこれらの人間の機能を空間的、時間的に拡大し、情報を計算機により処理し、必要な情報を指揮統制センターに送り指揮官による判断がなされ、それが指揮官の決心となり、指揮統政権の行使として、命令が通信系を経て各端末期間に送られ行動に移される。(指揮統制組織と戦争 p.228) 本書はビジネスには直接は関係ないが、アナロジーでふとした時に応用が効く可能性もあるだろうと感じた。本書で複数回紹介されていたリデル・ハートの戦略論についても機会があれば触れてみたい。
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本分野に学問として入門したいのであれば,必要事項が程よくまとまっているかつ国産である本書で間違いないと思う。軍事学の幅広さを知るために良い本。
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ちょっと文体が硬い。私がノートにまとめながら読んでたのにも起因しているが、特に戦争法は読むのに時間かかった。 湾岸戦争の例示が多い。いかに、あらゆる意味で革命的な戦争だったかが分かる。湾岸戦争のことを勉強したくなった。 戦術の説明など、かなり深いところまで踏み込んでいるので、他書...
ちょっと文体が硬い。私がノートにまとめながら読んでたのにも起因しているが、特に戦争法は読むのに時間かかった。 湾岸戦争の例示が多い。いかに、あらゆる意味で革命的な戦争だったかが分かる。湾岸戦争のことを勉強したくなった。 戦術の説明など、かなり深いところまで踏み込んでいるので、他書と比べても価値が高く感じた。
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