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心臓を貫かれて(下) 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 1999/10/10 |
| JAN | 9784167309916 |
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心臓を貫かれて(下)
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心臓を貫かれて(下)
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商品レビュー
4.2
41件のお客様レビュー
村上春樹の訳文への誠…
村上春樹の訳文への誠実なこだわりが、この作品のヘビーさを正確に伝えているようでした。すごいパワーを感じた。
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自身への暴力、その被害。 長期間に渡る刑務所での過酷な経験。 それらのことを受け入れる術を身につけ。 破壊されてきた人間が、破壊する側の人間になる。 そうなると、もう元には戻れない。 その繰り返しから抜け出せない。 犯した罪を償うとは何なのか。死は償いなのか。 決まった日の決まった時間、決められた場所で人が死ぬ。 被害者やその家族にとっての救済であるかも知れない。 同じ環境の中で育ったフランクは、なぜゲイリーやゲイレンと違ったのか。 父親の血を受け継がなかったことは違いの一つではある。 ただその差が何だったのかと言えば、両親の無意識的な行動の違いであり、霊的な呪いのような言葉で言い表すしかないような気がする。 ただフランクにはフランクの恐怖があり、その恐怖への対処方法は恐らく死に至った二人とは大きく違ったんだと思う。思いやりを持って家族を見続けてきたこと、その深い洞察にはっとさせられた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
マイケルさん、よくぞここまで自身の家族の歴史に向き合って書いてくれたと思う。戦場となった地域ではPTSDを負った親に育てられるので、何世代も影響してしまうという話を聞いたことがあるが、まさにそのような話だった。 ゲイレンも長生きしていたら、人を傷つけていたかもしれない。マイケルは末っ子ゆえに一番"被害"が少なく、責任感も薄く逃げられたが、腹違いの兄が父であることが判明したフランクは、虐待を受けたものの母の側から離れず、成功したマイケルを邪魔してはいけないと1人身を隠すように生きていたと分かった後半に心を打たれた。マイケルがこの本をフランクに捧げる気持ちがよく分かった。だからこそより一層この本を書かなくてはいけないと思ったのだろう。 そして村上春樹のあとがきを読んで、彼の小説は読んだことがないのに翻訳本を先に読むのは不思議な気持ちだった。気になった本のみ自ら訳す彼が、2年かけ本作を翻訳してくれたことに感謝したい。
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