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纏足 9センチの足の女の一生 小学館文庫
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纏足 9センチの足の女の一生 小学館文庫

馮驥才(著者), 納村公子(訳者)

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纏足 9センチの足の女の一生 小学館文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館/
発売年月日 1999/03/04
JAN 9784094032413

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商品レビュー

4

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2012/06/02
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※このレビューにはネタバレを含みます

纏足とは、女の子の足を子供の頃から布で縛って、小さくする習慣。 それによってできた小さな足は美しさのステータスであり、女性としての成功の為にはなくてはならないものとされている。 主人公の香蓮は、祖母の手によって見事な纏足を得、その足によって玉の輿に乗る。 嫁いだ先では、男性たちは女性を足で評価し、女性たちも互いの足を比べあいながら生きている。 香蓮もその中で小さな足を飾り、ひたすら磨き、時にライバルから送られた刺客を撃退する毎日。 見方を変えるとこっけいで奇妙だけれど、それが大真面目な日常。 あまりの痛みに纏足を嫌がっていた香蓮が、同年代の少女の足に対抗心を燃やすシーンは、ドキッとさせられた。 また、新しい考えとふるい習慣の間で、纏足をほどいたり縛ったりと、躍らされる町の女性たちの姿も考えさせられるものがあった。 文化であれ、国であれ、自分自身の生き方であれ、人は何かに縛られ、変形させられているものだと思う。 淡々と進むストーリーは読みやすく、読み終わった後、自分の足のサイズと纏足のサイズと比べてぎょっとする(笑)

Posted by ブクログ

2010/03/02

タイトル通り、纏足にまつわる小説。 舞台は清末民国初の天津。 ストーリーは美しい纏足を持つ少女の一代記である。貧乏な生まれながら、当代きっての美しい纏足の持ち主であることから、金持ちの大家にもらわれて、ついにはその家の女主人に成り上がる。しかし、近代化という名の「西洋化」の時代...

タイトル通り、纏足にまつわる小説。 舞台は清末民国初の天津。 ストーリーは美しい纏足を持つ少女の一代記である。貧乏な生まれながら、当代きっての美しい纏足の持ち主であることから、金持ちの大家にもらわれて、ついにはその家の女主人に成り上がる。しかし、近代化という名の「西洋化」の時代へと突入し、主人公の運命は変転する・・・。 説話調で語られる物語はコミカルで、さくさく読める。本書中にふんだんに盛り込まれた纏足についての蘊蓄も面白く読める。 また、主人公の人生はそのまま纏足という文化の成熟期⇒衰退期を象徴している。ひいてはそれは文化と文化の端境期に起こる葛藤、混乱といった、どこの国・地域・時代でもみられた普遍的なテーマに繋がっていく。 ただの一地方小説にとどまらない魅力、多くの人を引き付ける魅力をこの本は持っていると思う。

Posted by ブクログ

2009/11/11

なんというかね、昔少女マンガや昼メロっぽいw 女の戦いあり、親子愛ありで面白く楽にするっと読めます。 普通に面白いです。

Posted by ブクログ

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