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わたしの哲学入門
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新書館/ |
発売年月日 | 1998/04/10 |
JAN | 9784403230554 |
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
スラスラと読める本ではなかったが、ある程度、腰を落ち着けて読めばそれなりに理解できる。個人的に、難易度としては丁度よい程度であった。本書を読む前に、同著者の「反哲学入門」を読んでいたので、内容を受け入れやすかったことものあるのかもしれない。 著者の専門はハイデガーらしいが、ハイデガーの企ては、それまでのいわゆる西洋哲学の根本を問うものであるため、その思想を理解するためには、ソクラテス・プラトン以降の形而上学=哲学の論旨を理解しておく必要がある。 本書を読む限り、形而上学の起源は、存在を本質存在(エッセンティア)と事実存在(エクシステンティア)に分けたところにあると思われるが、そのような観点で、ニーチェまでの思想を網羅しているのは面白い。 ただし、著者自身が本書の中で述べているように、話の展開は多少前後する部分があることは否めない。とはいえ、講義形式をとっていることに起因する、適宜前回の要約や、重要事項に関する繰り返しの言及は、全くの素人にとってはありがたい。 本書を読むことで、哲学の全体像をつかむ礎ができたような気がする。
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哲学とは、普遍的な知の概念ではなく、西洋に特有のものであるということがわかるとともに、哲学の独特な考え方がすこしわかったような気になる本です。
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