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ロウアーミドルの衝撃
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2006/01/27 |
JAN | 9784062129930 |
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ロウアーミドルの衝撃
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商品レビュー
4.1
43件のお客様レビュー
20年前の本で、今手を打たないと20年後には大変なことになると警告。実際その通りになったという点では、さすがに先見の明あり。 ただし、日本に限らず欧米でも同じことが生じて、トランプ現象に象徴される様々な変化が起きることまでは予測できなかったのは仕方がないのか。という意味では今から...
20年前の本で、今手を打たないと20年後には大変なことになると警告。実際その通りになったという点では、さすがに先見の明あり。 ただし、日本に限らず欧米でも同じことが生じて、トランプ現象に象徴される様々な変化が起きることまでは予測できなかったのは仕方がないのか。という意味では今から20年後の世界なんて想像もつかないな。20年どころか、5~10年先もわからんけど。
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(2006/2/26) 大前研一乾坤一擲の新作である。 昨今のキーワードである「格差社会」を、大前研一独特の分析で斬っている。 著作に、大前研一ライブにと、最近は大前さんの考えに触れる機会が多いせいで、もう真新しい考えはないはずなのだが、感心させられる点が何点かあった。逆に...
(2006/2/26) 大前研一乾坤一擲の新作である。 昨今のキーワードである「格差社会」を、大前研一独特の分析で斬っている。 著作に、大前研一ライブにと、最近は大前さんの考えに触れる機会が多いせいで、もう真新しい考えはないはずなのだが、感心させられる点が何点かあった。逆に納得の行かないところも。 全体の筋を追いながら、そのあたりを述べていきたい。 序章 本質が見えない理由 生活者主権 破れ太鼓といわれてもいい続ける大前研一氏の持論。大賛成。20年の集大成の著書との位置付け。 1章 日本の構造変化と「M字型社会」 日本において、ロウアーミドル(年収300-600万)とアッパークラス(1000万円超)の割合が増え、M字型になりつつあることをデータから分析している。年功賃金の崩壊でアメリカ型になりつつあるというのだ。マスコミは1500万もらっているのでこれには触れない。 ロウアーミドルとロウアー(300万以下)をあわせると80%。アッパーが5%。アッパーミドル(600-1000万)が15%。不肖私めはいまのところアッパーミドルに入る。実感はない。 2章 ロウアーミドル時代の企業戦略 ここでは「なんちゃって自由が丘」コンセプトがいいという。いいもので安い、一点豪華などでロウアーミドルに向かうべきという。 3章 ロウアーミドルの意識改革 この章は人生の大支出項目「住居」「車」「教育」を考え直せという。住居は買わず借りろ、車もレンタル、教育は公立、、、これで5000万変わるという。 しかしこれは異論あり。住居は賃貸もかなりかかる。車、、、はレンタカー屋が遠いとつらい。東京に賃貸で住めば炒らないのかな?教育は、後半の公務員の3分の1を占める教師の体たらくを考えると私学にやりたくなるのが親心。公務員を減らして少数精鋭になってからならわかるが、自分の子は犠牲に出来ぬ。 さらに、「松坂牛」など食品のブランドにまどわされるなという。こちらは納得。 4章 生活者大国への処方箋 規制緩和を徹底的に行えという。これは同意。自給の為と農業に金をつぎ込み、しかし食料は世界一。ひどすぎ。許認可等、いらん役人が多すぎ。 175ページの世界と比べた支出のイメージ図がすごい。いかにわれわれが規制のために生活費を高いものにさせられているか。 5章 本当の構造改革はこれだ 役所の仕事をビジネスプロセスアウトソーシング。これでコストは10分の1。 6章 新しい繁栄の法則 資産課税と付加価値税。後者はわかる。赤字にして法人税を払わぬ企業がなんと多いことか。しかし資産課税、資産の1%をもっていかれるのはどうか。動産がなければ売るしかない。売ればいいということかな。道州制は15年前から納得。 まとめ 道州制、税制、教育、行政府 を改革せよ。一番は教育、人材をつくれ! 納得。 1日で読み終わってしまった。
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感想 脱出は可能か。どこかで抱いていた淡い幻想は打ち砕かれる。日本はもはや成長局面にはない。隣人はパイの独占を目指す。私はどうすべきか。
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