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バラ咲くじゅうたんのあるところ そうえん社・世界のえほん3
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バラ咲くじゅうたんのあるところ そうえん社・世界のえほん3

ルクサナカーン(著者), 若林千鶴(訳者), ロナルドハイムラー

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バラ咲くじゅうたんのあるところ そうえん社・世界のえほん3

定価 ¥1,430

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 草炎社/
発売年月日 2006/03/01
JAN 9784882642824

バラ咲くじゅうたんのあるところ

¥385

商品レビュー

3.5

3件のお客様レビュー

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2022/07/13

今年の小学校一年生に読んでやりたい絵本50冊 その31 「バラ咲くじゅうたんのあるところ」 これは難民キャンプの話です。 戦火を逃れてきた少年は、いまだに母親と妹が無事かどうか、夜中に飛び起きてしまう暮らしをしています。 食べ物はパンと水だけ。 かろうじて学校には通えますが、彼...

今年の小学校一年生に読んでやりたい絵本50冊 その31 「バラ咲くじゅうたんのあるところ」 これは難民キャンプの話です。 戦火を逃れてきた少年は、いまだに母親と妹が無事かどうか、夜中に飛び起きてしまう暮らしをしています。 食べ物はパンと水だけ。 かろうじて学校には通えますが、彼の一番の支えは学校から帰ったあと、じゅうたんを織るのを習うことです。 絨毯の中に織られた真っ赤な薔薇は枯れない……。 彼はその薔薇にすがって自分を立て直していくのです。 一年生には難しいと思われるでしょう。で、確かにこのクラスには難しい、というところもあるでしょう。 でもいまの彼らは、難民、という言葉を聞き知っていて、それがなんなのか知りたがっています。 この物語では少年の苦難は具体的に、小さな子どもでも理解できる範囲で語られます。 少年が絨毯にすがって生きのびようとしていることまではわからないにしても……。 でもそれは大人だって、わからない人にはわからないことです。 ある程度、説明しなくてはならないことがあるにせよ、難民についてこれだけ説明しやすい本はほかにないので、一度試して見る価値はあると思います。 2022/07/14 更新

Posted by ブクログ

2021/08/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「絵本で世界を学ぼう!」 からチョイス 中東の国々 アフガニスタン・イスラム共和国 厳しい内容でした そこが爆撃で父も家もすべてを失った少年が暮らす 難民キャンプだから 母と妹を守る少年 たった一つの希望はじゅうたんを織ること 職人になること 赤いバラのじゅうたんの上だけは平和 作者は印税をすべてアフガニスタンの孤児に寄付しているそうです ≪ 赤いバラ 難民キャンプで 織るじゅうたん ≫

Posted by ブクログ

2020/11/26

絵本で世界を学ぼう で、紹介された本。 紹介された本としては、通算16冊目の絵本だ。 でどこの国だったか? アフガニスタンだ。 いつも戦争、紛争に巻き込まれている国という印象しかない。 ランボー3怒りのアフガンという映画は、1988年製作という。 今なお、内戦が続いている...

絵本で世界を学ぼう で、紹介された本。 紹介された本としては、通算16冊目の絵本だ。 でどこの国だったか? アフガニスタンだ。 いつも戦争、紛争に巻き込まれている国という印象しかない。 ランボー3怒りのアフガンという映画は、1988年製作という。 今なお、内戦が続いている様だ。 本書も最初のページを開くと、ロシア製の爆撃機が、3機描かれている。 その下には、逃げまどう母親と少年とその妹マハの三人が描かれている。 因みにここに描かれている爆撃機は、スホーイS u-24フェンサーだ。 ロシア軍の可変翼の爆撃機だ。 バラ咲くじゅうたんのあるところ は、 それは少年の心の逃げ場のことなのだろう。 少年は、母と妹と3人で難民キャンプに住んでいる。 お父さんはいない。戦争中に畑を耕していて死んだと言う。 何とも気が滅入るお話だ。 マハも戦争ではないシーンで、大変な目に遭う。 アフガニスタンの作家が描いたのかと思ったが、パキスタン生まれで、3歳でカナダに移住した人、女性が、パキスタンの難民キャンプを取材した時のことを元に書いている。 絵は、アメリカ人が描いている。 訳者は、大阪教育大学大学院修了で公立中学で国語と図書館を担当しているという。 同大学院の修士の人が、ある海外旅行の添乗員をしていた。絵の上手な人だった。関係ないね。 作、画、訳の皆さん、安全な場所、少なくとも戦場ではない所で仕事ができる。 本書が日本で発売されたのは、2006年3月だ。 原本は、1998年。 今のことを書いている様にも思える。 トランプ大統領が、アフガニスタンから米軍を引くといった直後に、アルカイダが攻撃して米軍が爆撃するといった状況が今も続いている。 本書は、ポーランドの「コルチャック賞」を受賞したとある。 また作者のルクサナ・カーンは、本書の印税の全額をアフガニスタンの孤児に寄付しているとある。 とにかく、アフガニスタンの現状を訴える意味では、今なお、価値のある本だ。 でもしんどい。平和ボケとは言わないで欲しい。

Posted by ブクログ

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