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世界はおわらない
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世界はおわらない

ジェラルディン・マコックラン(著者), 金原瑞人(訳者), 段木ちひろ(訳者)

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世界はおわらない

定価 ¥2,090

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 主婦の友社/
発売年月日 2006/03/20
JAN 9784072483329

世界はおわらない

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商品レビュー

4

8件のお客様レビュー

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2019/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

聖書のノアの箱船のおはなしを、主に“聖書には出てこない”《ノアの娘》ティムナの視点から描く。 久々に小説を夢中になって読む。 洪水前後~その後の臭いまで漂ってきそうな箱船内の様子がリアリティあります。 日光と食糧不足で歯が抜けちゃうところなんか恐ろしい。 主人公が《ノアの娘》ということで小説の方向性はだいたい決まったようなものですが、興味を失うことなく一気に読めました。 ティムナは父と神を信じている。それが洪水後起こる様々な出来事に混乱しつつもやがて“じぶんの信じること”を肌で会得していく。 一風変わった終末青春小説なのかも。

Posted by ブクログ

2013/01/15

ノアの箱舟からこんな作品が生まれるとは驚きでした。 非常に現実的な視点から描かれた「ノアの箱舟」だと思います。 人間の傲慢や独善、それのもたらす狂気が恐ろしく、しかし現実に起こりそうだという気になるところがいっそう怖い。 本能のままに生きる動物の美しさというか豊かさのようなものを...

ノアの箱舟からこんな作品が生まれるとは驚きでした。 非常に現実的な視点から描かれた「ノアの箱舟」だと思います。 人間の傲慢や独善、それのもたらす狂気が恐ろしく、しかし現実に起こりそうだという気になるところがいっそう怖い。 本能のままに生きる動物の美しさというか豊かさのようなものを感じる反面、人間は心底ろくでもない生き物なんだけど心底嫌いにもなれないな、とも感じます。

Posted by ブクログ

2012/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ノアの方舟伝説をモチーフにしたパロディーです。聖書には語られず、後世に存在を忘れ去られたとされるノアの娘・ティムナが、おもな主人公です。 やたらと動物を集めたりしているノアの一家は、変人として近所中から白い目で見られていました。一方、ノアとその息子たちは、自分たち家族を神に選ばれた者と見なし、それ以外の人を悪魔と呼んで軽蔑しています。 実際に洪水が起こると、ノアは助けを求める人々を冷酷に突き放します。そんな中、ティムナと末っ子ヤフェト、ヤフェトの妻にするため拉致されてきたツィラが、流れついた二人の子どもをひそかに助けたことで、物語は急激に動き出します。狭い方舟の中で繰り広げられる絶望的な人間関係の果てに、ティムナが見出した新しい世界が、胸に迫ります。

Posted by ブクログ

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