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萌える男 ちくま新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 2005/11/09 |
JAN | 9784480062710 |
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萌える男
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商品レビュー
3.5
32件のお客様レビュー
軽い感じの本かなと思…
軽い感じの本かなと思ったら結構まじめな内容でした。主題は「現実恋愛からの逃走」というなかなか意外なものですが、それをさらに論理的に説明しており、考えさせられます。全体的に「萌え版構造主義」といった感じでしょうか。時々、勢いがつきすぎて議論が先走ってしまう所がありますが、そんな欠点...
軽い感じの本かなと思ったら結構まじめな内容でした。主題は「現実恋愛からの逃走」というなかなか意外なものですが、それをさらに論理的に説明しており、考えさせられます。全体的に「萌え版構造主義」といった感じでしょうか。時々、勢いがつきすぎて議論が先走ってしまう所がありますが、そんな欠点よりも著者の熱意を汲み取るべきでしょう。結構衝撃的な本でした。
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萌える男の必死の言い…
萌える男の必死の言い訳。「なーんちゃって、結局2次元キャラが好きなんですよ」と落とすのかと思ったら、どうも真剣にバカな論理を振り回しているらしくて、笑えます。そして哀しい。どうせなら「ゆうきまさみのはてしない物語」のほうが肩の力が抜けてて余程いいです。萌える男は差別されてるけど、...
萌える男の必死の言い訳。「なーんちゃって、結局2次元キャラが好きなんですよ」と落とすのかと思ったら、どうも真剣にバカな論理を振り回しているらしくて、笑えます。そして哀しい。どうせなら「ゆうきまさみのはてしない物語」のほうが肩の力が抜けてて余程いいです。萌える男は差別されてるけど、複数の萌えキャラを同時に愛したり、メイドにしたり、果ては奴隷にしたり、したい放題なのだから弁解の余地はないように思います。下手な言い訳はしないほうがいいという例としては面白いです。
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ライトノベル作家の著者が、「萌え」について考察をおこなっている本です。 たとえば著者は、次のような主張を展開しています。「萌えの世界では、恋愛関係は「強い女性側から降って湧いてくる」か、あるいは「微妙な日常の関係が、気がつけば恋愛関係へと発展し、かつ今までの関係も継続する」とい...
ライトノベル作家の著者が、「萌え」について考察をおこなっている本です。 たとえば著者は、次のような主張を展開しています。「萌えの世界では、恋愛関係は「強い女性側から降って湧いてくる」か、あるいは「微妙な日常の関係が、気がつけば恋愛関係へと発展し、かつ今までの関係も継続する」というものになる。これが萌えの世界における恋愛のルールで、「男が女を強引に口説く」というマッチョイズムは注意深く排除されている。萌えの世界の恋愛は、男女平等か、あるいは、女性上位なのである」。 ほかにも、「萌える男」は「受動的態度で女性に対して一種フェミニスト的」だとか、美少女ゲームの「メイドさん」は「御主人様」に奉仕することを至上の歓びとするが、「実際には御主人様の方がメイドさんの尻に敷かれて支配されている……という相互補完的関係になっているストーリーが多い」といった主張がありますが、どれも説得力に乏しいように思われます。 ファンタジーをあくまでファンタジーとして享受することは、(よい趣味か悪い趣味かは別として)なんら批判されるべきことではありません。著者が主張するように、恋愛資本主義のなかでワリを食う男が出てくることは必然的であり、「萌え」はそうした男たちが現実から飛躍した「脳内恋愛」によって「自己救済」することなのであれば、それ自体は非難されるべきことではありません。しかし、だからといって「萌える男は正しい」わけではないでしょう。著者は、オタク文化に対する風当たりが強いことを憂慮するあまり、オタク文化のポジティヴな可能性を前面に押し出そうとしていますが、支えるべき戦線を見誤っているように感じます。宇野常寛は、本書の議論を時代遅れのオタク=ニュータイプ論だと切って捨てていましたが、本書の立場は宇野の「レイプファンタジー批判」に対してまったく無力だといわざるをえません。
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