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勝海舟(五) 江戸開城 新潮文庫
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勝海舟(五) 江戸開城 新潮文庫

子母沢寛(著者)

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勝海舟(五) 江戸開城 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 2005/07/01
JAN 9784101153094

勝海舟(五)

¥220

商品レビュー

3.7

8件のお客様レビュー

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2023/02/18

山岡鉄太郎や益満休之助らに西郷への書簡を託し、「恭順謹慎」する慶喜の姿勢を説き、自らも西郷と面会し、慶喜の処刑を免除するなどの条件を飲ませた。 幕府内の戦争論者たちからは首を狙われながら、慶喜を水戸藩に送り出し、江戸城の無血開城を成し遂げる。

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2022/11/07

幕藩体制から明治維新に変わる激動期、西郷との交渉、江戸城無血明け渡し、旧来価値観の現実と世界的歴史の流れの狭間で日本という国や国民への使命感と徳川家にも忠節を尽くす海舟の真骨頂発揮のくだり。咸臨丸での渡米や海軍創設の経験や日々の情報収集の土台があってこそである。儒教的価値観による...

幕藩体制から明治維新に変わる激動期、西郷との交渉、江戸城無血明け渡し、旧来価値観の現実と世界的歴史の流れの狭間で日本という国や国民への使命感と徳川家にも忠節を尽くす海舟の真骨頂発揮のくだり。咸臨丸での渡米や海軍創設の経験や日々の情報収集の土台があってこそである。儒教的価値観による武士道や攘夷の思考を超えて、それが勝海舟の現実的に時代を見抜く洞察と行動に結実する。1から5迄読んできて、途中冗長に感じるところも多々あったが長編独特の構想と重厚な展開のなかで最も盛り上がる決定的な場面となっている。 フィクションとはいえ事実関係への納得と同時に細やかな人情話が結構面白い。 歯切れよい独特の江戸弁でテンポよく展開する各場面の描写は時空を超えてリアルであり読み出しの頃の戯画的違和感を払拭して余りある。 西郷や鉄舟、そして大久保一翁、海江田、益満等々海舟を取り巻く傑物たちの魅力、政治を担う能力とりわけその胆力に感服である。

Posted by ブクログ

2017/10/27

子母沢寛 「勝海舟 」4&5/6 大政奉還→江戸開城 勝海舟の国家観が 幕府と西郷隆盛らを方向づけ、戦さによらず、徳川家から 朝廷への大政奉還、江戸開城に至っている。 なのに 著者は 江戸開城で この本が終わらせていない。つまり 勝海舟による近代国家樹立は まだ 先...

子母沢寛 「勝海舟 」4&5/6 大政奉還→江戸開城 勝海舟の国家観が 幕府と西郷隆盛らを方向づけ、戦さによらず、徳川家から 朝廷への大政奉還、江戸開城に至っている。 なのに 著者は 江戸開城で この本が終わらせていない。つまり 勝海舟による近代国家樹立は まだ 先があると考えている。最終巻に 著者が考える 勝海舟の最後の仕事があるはず

Posted by ブクログ

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